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中小企業診断士の過去問 平成30年度(2018年) 運営管理 問25

問題

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商圏分析として、A市およびB市がその中間に位置するX町から吸引する購買額の割合を、ライリーの法則に基づいて求めたい。その計算に必要な比率として、最も適切なものの組み合わせを下記から選べ。

a  「A市の人口」と「B市の人口」の比率
b  「A市の面積」と「B市の面積」の比率
c  「A市とX町の距離」と「B市とX町の距離」の比率
d  「A市とX町の住民の総所得の差」と「B市とX町の住民の総所得の差」の比率
   1 .
a と c
   2 .
a と d
   3 .
b と c
   4 .
b と d
( 中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 平成30年度(2018年) 問25 )
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この過去問の解説 (2件)

3

【基礎知識】

食材、日用品などの最寄品は家の近くにある店を探しますし、家電などは少し遠くても安かったり、種類の多いものが置いている店を探します。店舗側から見ると、どういったお客さんが多いのか等で取り扱う製品が変わってきます。

このように店舗がどういった顧客が来てくれて、購買してくれる可能性が高い顧客がどこにいるのかを分析するのが商圏の設定になります。

商圏の設定方法は来店客調査や顧客名簿から推定していく顧客スポッティング法や経験的に知りえた範囲で考える経験法などがあります。

その一つにライリーの法則があります。2つの都市の中間に位置する小都市に対する顧客吸引力はその町からの距離の2乗に反比例し、2つの都市の人口に比例するというものです。対象は買回り品になります。最寄品だと近くで探すためです。

例えばA市、B市の間にC町があり、人口、それぞれの距離は以下のようになっているとします。

 A市 ←10㎞← C町 → 5㎞ → B町

 5万人      9千人      1万人

 

 この時、A市の吸引力はB市の吸引力と比較して、どれぐらいになるかを考えます。

人口に比例しますので、 5万人/1万人 で5倍の吸引力があります。

一方で距離の2乗に反比例しますので、 (5km/10km)2乗 で1/4の吸引力になります。

つまり両方を合わせて、A市はB市と比較して、5/4の吸引力があり、 5千人がA市に、4千人がB市の商圏になることを表しています。

よって、解答は、人口と距離の比率が必要になりますので、aとcになります。

選択肢1. a と c

正解です。

選択肢2. a と d

上記説明より、不適切です。

選択肢3. b と c

上記説明より、不適切です。

選択肢4. b と d

上記説明より、不適切です。

付箋メモを残すことが出来ます。
3
正解は1です。

ライリーの法則とは、2つの都市がその間にある都市から販売額(顧客)を吸引する割合は、その2つの都市の人口に比例し、距離の2乗に反比例するという法則です。小売引力の法則とも呼ばれます。計算に必要な比率は、2つの都市の人口と距離となります。

1→人口と距離の比率を利用します。よってaとcが正しいです。よって正解です。

2→dの住民の総所得の差はライリーの法則では利用しません。よって誤りです。
大都市と小都市の比較で各都市の購買額を利用するものにコンバースの法則があります。

3→面積を利用するのはハフモデルです。店舗の面積と距離を利用します。よってbは誤りです。

4→上記より、誤りです。

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