中小企業診断士の過去問
平成30年度(2018年)
運営管理 問26

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 平成30年度(2018年) 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章は、照明の基礎知識に関する解説である。空欄A〜Cに入る語句または数値として、最も適切なものの組み合わせを下記から選べ。

照度とは自然光や人工照明で照らされた場所の明るさを意味する用語であり、一般的に[ A ]の単位で表される。JISでは維持照度の推奨値が示されている。
例えば、商店(一般共通事項)の重要陳列部は750[ A ]であり、大型店(デパートや量販店など)の重要陳列部は[ B ][ A ]である。
照明された物の色の見え方を表す光源の性質を客観的に示すために、JISでは[ C ]が用いられている。例えば、商店(一般共通事項)および大型店(デパートや量販店など)の重要陳列部の推奨最小値は80である。
  • A:ルクス  B:500   C:平均光色評価数
  • A:ルクス  B:2,000  C:平均演色評価数
  • A:ルクス  B:2,000  C:平均光色評価数
  • A:ワット  B:500   C:平均演色評価数
  • A:ワット  B:2,000  C:平均演色評価数

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は2です。

照度「光を受ける面の明るさ」を示すのはルクスです。ワットは電力を指します。

大型店などの商業施設の重要陳列部は、2000ルクスを維持照度としています。

光源に照らされたものの色の見え方を数量化して客観的に示すのは「平均演色評価数(Ra)」
です。
以上を踏まえ、選択肢を確認します。

1→Aは正しいです。Bは2000ルクスです。よって誤りです。

2→A・B・Cともに正しいです。よって正解です。

3→A・Bは正しいですが、Cは平均演色評価数です。よって誤りです。

4→Aはルクスです。よって誤りです。

5→Aはルクスです。よって誤りです。

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02

【基礎知識】

照明に関する問題です。問題文にあるように、JISで照度の目安が定められています。

明るさには以下の単位があり、それぞれ定義があります。

光束  光の量(光源全体の明るさ) 単位:ルーメン

光度  光の強さ          単位:カンデラ

照度  場所の明るさ        単位:ルクス

※ よく使われるワットは電力消費量を表す単位になります。

特に重要になってくるのが、照度になります。安衛法では、作業現場に照度の基準が定められていたりもします。

今回問題は陳列部になります。陳列部では、推奨ルクス(lx)が決まっています。

 重要陳列部、レジスタ:750lx

 最重要陳列部:2000lx

となっています。

光色は光そのものの色を示します。一方で演色とは光に照らされたものが本来の色とどれぐらい同じかを示します。

平均演色評価数が100の場合、光に照らされたものの色は本来のそのものの色と全く同じに見えることになります。

JISの基準では、重要陳列部は先ほどの㏓は2000、平均演色評価数は80が推奨されています(商業用はほぼ80が推奨値。一部階段、廊下などで40もある)。

【選択肢評価】A ルクス B 2000 C 平均演色評価数

Aがルクスであることはわかるかと思います。

Bは【基礎知識】から2000ですが、一般の750lxより明るくすべきと考えられますので、500ではなく、2000を選ぶという選択方法もあります。

Cは語句の知識が必要だったかと思います。

選択肢1. A:ルクス  B:500   C:平均光色評価数

上記説明より、不適切です。

選択肢2. A:ルクス  B:2,000  C:平均演色評価数

正解です。

選択肢3. A:ルクス  B:2,000  C:平均光色評価数

上記説明より、不適切です。

選択肢4. A:ワット  B:500   C:平均演色評価数

上記説明より、不適切です。

選択肢5. A:ワット  B:2,000  C:平均演色評価数

上記説明より、不適切です。

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