問題
a 売れ筋商品を中心に品揃え商品数を絞り込むと、店全体の在庫回転率を高めやすい。
b 同じ商品カテゴリーの中で多数のメーカーの商品を品揃えすると、品揃えの総合化になる。
c 競合店にない独自商品を品揃えすれば、品揃え商品数を増やさなくても差別化ができる。
d 品揃えを専門化するためには、売れ筋商品に品揃え商品数を絞り込むことが重要である。
【基礎知識】
小売店の品揃えの問題です。
基本品揃えは商品ラインと商品アイテムの組み合わせである商品ミックスで決まります。
商品ミックス=商品ライン×商品アイテム
商品ラインとは、近しい商品の集まりになります。例えば飲料であれば、お茶、スポーツドリンク、炭酸といったものになります。この種類の多さを商品の幅と言います。
商品アイテムはお茶の中でも爽健美茶、おーいお茶などの商品の違いになります。
商品ミックスは広ければ広いほど他店舗との差別化や集客力を高める一方で店舗面積には制限がありますので、自店舗の戦略、ポリシー、ターゲット顧客に応じて商品ミックスを組み上げていきます。これを商品計画と言います。
商品ラインを広げていくと、総合的な商品展開となり、アイテムを増やしていくと、専門的な商品展開となっていきます。どちらも商品ミックスの拡大になりますが、集客力が高まる一方で在庫も増えていくため、商品ミックスの拡大と絞り込みの最適点を探していく必要があります。
各選択肢を見ると
a 品揃え商品数の絞り込みは集客力が落ちますが、需要が読みやすくなり、在庫を改善する効果があります。正しい。
b 商品のカテゴリーが同じであれば、アイテムが増えますが、ラインが増加しないため、総合化とはなりません。誤り。
c 差別化をするためには商品ミックスを増やしてより総合化していくか、逆に絞り込んで専門化していく2つの方法があります。この選択肢では独自性の強いアイテムを増やして専門化し、差別化を図る方法です。正しい。
d 売れ筋に絞り込むとお客様から見ると商品の選択肢が絞り込まれていきます。例えばパソコンを購入しに行って、限られたメーターのものしかない状況になりますので、専門化にはなりません。誤り。
上記説明より、不適切です。
正解です。
上記説明より、不適切です。
上記説明より、不適切です。
上記説明より、不適切です。