中小企業診断士の過去問
平成30年度(2018年)
運営管理 問31
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 平成30年度(2018年) 問31 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
ある店舗で下表の商品を用いて、福袋を作って販売することを計画している。福袋は全部で 5 個作り、売価は4,000円とする。また、下表のすべての商品を使い切り、1つの福袋に同じ商品が入ることもある。なお、消費税は考慮しないものとする。
福袋の販売計画に関する次の文章の空欄A〜Cに入る数値として、最も適切なものの組み合わせを下記から選べ。
今の販売計画では、5個の福袋を計画した売価ですべて売り切ったときの福袋販売全体の粗利益率は[ A ]%である。粗利益率を3ポイント高めて[ B ]%とするためには、福袋の売価設定を[ C ]円とする必要がある。
ある店舗で下表の商品を用いて、福袋を作って販売することを計画している。福袋は全部で 5 個作り、売価は4,000円とする。また、下表のすべての商品を使い切り、1つの福袋に同じ商品が入ることもある。なお、消費税は考慮しないものとする。
福袋の販売計画に関する次の文章の空欄A〜Cに入る数値として、最も適切なものの組み合わせを下記から選べ。
今の販売計画では、5個の福袋を計画した売価ですべて売り切ったときの福袋販売全体の粗利益率は[ A ]%である。粗利益率を3ポイント高めて[ B ]%とするためには、福袋の売価設定を[ C ]円とする必要がある。
- A:17 B:20 C:4,120
- A:17 B:20 C:4,150
- A:23 B:26 C:4,120
- A:23 B:26 C:4,150
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この過去問の解説 (2件)
01
今の販売計画における売価合計は4,000円×5個=20,000円、
仕入原価の合計は16,600円であり、
粗利益=売価-仕入原価の式に当てはめると、
粗利益は20,000円-16,600円=3,400円となります。
粗利益率は粗利益÷売価より、
3,400円÷20,000円=17%(A)となり、3ポイント高めると20%(B)となります。
ここで粗利益率=粗利益÷売価=(売価-仕入原価)÷売価=1-仕入原価÷売価
と表されるため、売価をXとおき、分かっている数値を代入すると、
20%=1-16,660円÷Xとなります。
X=20,750円となります。
これを福袋1個あたりに直すと、
20,750円÷5個=4150円(C)となります。
1→Cが誤りです。
2→上記より、正解です。
3→A・B・Cともに誤りです。
4→A・Bが誤りです。
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02
【基礎知識】
Aについて。
全体で通常売価で32千円、仕入れが16,600円ですので、粗利は15,400円、粗利率は48.125%になります。
商品をすべて使って、福袋5個を単価4千円で販売しますので、全体で20,000円の売り上げ、原価は変わりませんので、粗利は3,400円となります。この時粗利率は17%(3,400/20,000)です。
Bについて。
粗利益率が3%上がると、20%となります。
Cについて。
20%の粗利益率を生み出す場合、以下の式を満たす売上高を上げる必要があります。
(売上高‐仕入原価合計(16,600円))/売上高 = 0.2
となりますので、0.8×売上高=16,600円となり、売上高は20,750円
5個ありますので、20,750円÷5個=4,150円となります。
上記説明より、不適切です。
正解です。
上記説明より、不適切です。
上記説明より、不適切です。
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