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中小企業診断士の過去問 平成30年度(2018年) 運営管理 問32

問題

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売場づくりの考え方に関する記述として、最も適切なものはどれか。
   1 .
売上数量が異なる商品でも売場スペースを均等に配分することで、欠品を減らし、商品ごとの商品回転率を均一化することができる。
   2 .
同じ商品グループを同じ棚段にホリゾンタル陳列すると、比較購買しやすい売場になる。
   3 .
購買率の高いマグネット商品をレジ近くに配置することで、売場の回遊性を高めることができる。
   4 .
ゴールデンゾーンに商品を陳列する場合、それ以外の位置に陳列された商品より多フェイスにしなければ視認率は高まらない。
   5 .
棚割計画を立てる際、類似商品や代替性のある商品をまとめて配置することをフェイシングという。
( 中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 平成30年度(2018年) 問32 )
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この過去問の解説 (2件)

5
正解は2です。

売り場づくりに関する問題です。

各選択肢については、以下の通りです。

1→売上数量が異なる商品の売場スペースを均等にすると、売上が多い商品はそれに見合ったスペースが十分に確保できず欠品が増える可能性があります。また売り上げが少ない商品の売場が広くなれば商品回転数が低くなる可能性が増加します。

2→適切です。ホリゾン(地平線、水平)タイル陳列は横陳列のことです。同じ商品グループは横陳列の方が比較しやすいので購買しやすくなります。

3→マグネット商品は購買客を引けつける商品のことです。このような商品はレジ近くに配置してしまうとレジ近くだけの購買になり回遊性が高まらないおそれがあります。

4→ゴールデンゾーンはもともと手の届きやすく視認率の高い位置であるので、多フェイスでなければ視認率が高まらないということでもありません。

5→フェイシングとはフェイスの決め方・やり方をいいます。棚割計画を立てる際、類似商品や代替性のある商品をまとめて配置することはグルーピングといいます。

付箋メモを残すことが出来ます。
3

【基礎知識】

商品の陳列方法などで購買を促進する手法をインストアマーチャンダイジングと言います。

一般的に商品陳列の工夫を行って客の行動の以下の行動を促進していきます。

 ・長く店内を歩いてもらう

 ・商品の前で立ち止まらせる

 ・商品に気付かせる

 ・商品に興味を持ってもらう

一点目の長く店内を歩いてもらう主な仕掛けとしては、マグネットポイント(人の目につきやすい売り場ゾーン。安売りやよく買われるもの、POPなどで目立たしているゾーンなど)を効果的に配置し、人の回遊率を高めます。

マグネットポイントを作ったり、二点目以降の効果を得るためには、商品の陳列方法やPOPなどで実現します。

商品の主な陳列方法は以下の通りです。

エンド陳列:連続する陳列棚の両端(ゴンドラエンド)に陳列する方法。最寄品等で使われる陳列。

ジャンブル陳列:篭やワゴンに投げ込んだままの状態に陳列する方法。安さ感を演出します。

島出し陳列:一部を通路にはみ出させて陳列します。目立たせることが可能です。

ステージ陳列:ステージを作って陳列します。買回品などで使われます。

ゴンドラ陳列:スーパー、コンビニで棚を使って並べる手法。オーソドックスな手法です。

カットケース陳列:入荷した段ボールなどをそのまま使い、陳列します。新鮮さなどを訴求することができます。

アイランド陳列:連なった棚とは別に通路の中央などに独立した平台を置いて販売する手法。

レジ陳列:レジ前に陳列する。もう一品の購入を促す。

バーチカル陳列:垂直、つまり縦に商品を並べることです。食べ物だと、カップラーメン、しょうゆ、みそといった形で縦に並ぶと、消費者は商品を探しやすく、買い忘れがなくなります。

ホリゾンタル陳列:水平、つまり横に商品を並べます。バーチカルで中分類の商品を見つけた場合、横にさらに細かな分類で並べることで選びやすくします。カップラーメンであれば、ブランドを並べるなどです。バーチカルで商品群を探し、ホリゾンタルでさらに商品を絞り込むという流れになります。

インストアマーチャンダイジングではいくつか基本があります。

・フェイス(商品を置く陳列面)を増やすと視認率が上がり、販売率が高まります。

・ゴールデンゾーン(60~160cmぐらいの高さ)に商品を置くと、視認率が上がり、販売率が高まります。

 ただし、子供、大人など、ターゲットで高さを工夫する必要があります。

選択肢1. 売上数量が異なる商品でも売場スペースを均等に配分することで、欠品を減らし、商品ごとの商品回転率を均一化することができる。

フェイスを同じにすることになります。フェイスが同じであると置ける量も近しくなり、販売量に差があると売れるものは店頭在庫が切れるなど、販売ロスを引き起こす可能性があります。よって誤り。

選択肢2. 同じ商品グループを同じ棚段にホリゾンタル陳列すると、比較購買しやすい売場になる。

ホリゾンタル陳列の特徴です。正しい。

選択肢3. 購買率の高いマグネット商品をレジ近くに配置することで、売場の回遊性を高めることができる。

マグネットポイントは回遊させるためにも奥に置いたり、配置を考える必要があります。レジ傍だとそのまま購入して店を出てしまうので、回遊性は高まりません。誤り。

選択肢4. ゴールデンゾーンに商品を陳列する場合、それ以外の位置に陳列された商品より多フェイスにしなければ視認率は高まらない。

ゴールデンゾーンは他の場所よりも視認率の高い場所になります。誤り。

選択肢5. 棚割計画を立てる際、類似商品や代替性のある商品をまとめて配置することをフェイシングという。

フェイシングとは商品ごとの陳列面を決定することです。よく売れるものはフェイスを増やします。記述内容はグルーピングのことになります。誤り。

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