中小企業診断士の過去問
平成30年度(2018年)
運営管理 問35

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 平成30年度(2018年) 問35 (訂正依頼・報告はこちら)

下図は、配送元P、配送先A、Bの各拠点間における2種類のトラックの配送方法を表している。矢印は始点から終点へとトラックが走行することを表し、数字は配送距離である。配送元Pから配送先A、Bへと、配送方法(Ⅰ)は2運行、配送方法(Ⅱ)は1運行で配送した場合を表している。
トラックの最適な配送ルートを選定する方法の 1 つにセービング法がある。セービング法の考え方に基づき、配送方法(Ⅰ)と(Ⅱ)を比較したときの配送距離の節約量(セービング)として、最も適切なものを下記から選べ。
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この過去問の解説 (2件)

01

【基礎知識】

ⅠではA、BとPを行き来するピストン輸送となっています。いったんP拠点に戻る分、どうしても配送距離が長くなってしまいます。

これをⅡのようにルート配送に変更すると、配送距離を節減することができます。

このように、ピストン輸送をルート配送に切り替えることにより節減できる配送距離をセービング値と言います。

それぞれの距離を求め、セービング値を計算します。

ピストン輸送:7+7+6+6=26

ルート配送:7+3+6=16

よってセービング値は

 26-16=10となります。

選択肢1. 3

上記説明より、不適切です。

選択肢2. 6

上記説明より、不適切です。

選択肢3. 10

正解です。

選択肢4. 16

上記説明より、不適切です。

選択肢5. 20

上記説明より、不適切です。

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02

正解は3です。

セービングに関する問題です。本問は運送方法ⅠとⅡの差で計算されます。

Ⅰ→ 26(7×2+6×2)

Ⅱ→ 16(7+3+6)

26 − 16 = 10

各選択肢については、以下の通りです。

1→上記より適切ではありません。

2→上記より適切ではありません。

3→上記より適切です。

4→上記より適切ではありません。

5→上記より適切ではありません。

参考になった数3