中小企業診断士の過去問
平成30年度(2018年)
運営管理 問40
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 平成30年度(2018年) 問40 (訂正依頼・報告はこちら)
ソースマーキングとインストアマーキングに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- JANコードにおける日本の国番号は 49 のみである。
- JANコードには、大きく分けると拡張タイプ、標準タイプ、短縮タイプの 3 種類が存在する。
- JANコードの先頭 2 桁は国番号であり、当該製品の原産国を表している。
- インストアマーキングには、バーコードの中に価格情報が含まれるPLU(Price Look Up)タイプがある。
- インストアマーキングの場合、先頭 2 桁のプリフィックスに 20 を利用することは正しい利用方法である。
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この過去問の解説 (2件)
01
ソースマーキングとインストアマーキングに関する問題です。ソースマーキングは基本的にJANコード(バーコード)の問題になり、JANコードは原則13ケタと8ケタに2種類に分けられます。インストアマーキングと言うのは文字通り店内でバーコードを張り付けることです。
各選択肢については、以下の通りです。
1→JANコードの日本の国番号は45と49の二つがあります。
2→JANコードは大きく分けると13ケタと8ケタの2種類です。(そのうち13ケタのJANコードには、「事業者コードが9ケタのもの」と「事業者コードが7ケタもの」があります。)
3→国番号とは、原産地でなく、生産者はどの国にあるのかを表すものです。
4→ひっかけ問題です。インストアマーキングには価格情報が「含まれない」PLUタイプがあります。
5→適切です・プリフィックスの先頭には02や20~29が用いられます。
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02
【基礎知識】
商品等を管理していくために、GTIN(JAN)と呼ばれるコードが共通で定められています。何桁持つかで種類がわかれます。この番号は数字で書かれるのではなく、管理しやすいようにバーコードになっています。ITFシンボルとはこのバーコードの表示のことになります。サイズや表示位置についても定められています。
例えば13桁のものはGTIN13と呼ばれるJANコードの標準タイプです。9桁の企業コード、3桁の商品アイテムコード、1桁のチェック用コードからなります。企業コードの最初の2桁は供給企業の国コードになっており、日本では45、49が使用されています。また、企業コードは製品を供給する企業のコードになっています。
JANコードは価格情報を持たないPLU(PriceLookUp)タイプになります。鮮魚とかでは店舗内で価格を持たせて管理しているNON=PLUタイプが使われています。
NON=PLUは店舗内で利用するインストアマーキングという種類になります。一方ソースマーキングとは製造者が設定するコードになります。インストアマーキングではソースマーキング特別するために、最初の2桁に02、20~29の数値を入れます。
45もあるため、誤り。日本は45と49。
GTIN(JANコード)は4つの種類があります。
GTIN13 JANコードの標準タイプです。9桁の企業コード、3桁の商品アイテムコード、1桁のチェック用コードからなります。
GTIN8 JANコードの短縮タイプです。バーコードのスペースが限られている場合などに使われます。GTIN13から企業コードを6桁、商品アイテムコードを1桁に短縮し手表示します。
GTIN12 北米で利用されているコードです。1桁目に商品の種別を表すコード、事業者コード、商品アイテムコードで10桁、チェック用の1桁となります。
GTIN14 GTIN13が設定されている商品を集合包装したものになります。GTIN13の最初に梱包状況を表す1桁が追加されます。
主なのは13、8であり、標準型と短縮型になります。誤り。
原産国ではなく製品供給企業の国コードとなる。誤り。
インストアマーキングでは主に価格情報を持たせたりするため、NON=PLUもあります。誤り。
記載の通り。正しい。
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