中小企業診断士の過去問
平成30年度(2018年)
運営管理 問42

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 平成30年度(2018年) 問42 (訂正依頼・報告はこちら)

マーケットバスケット分析は、頻繁に購入される商品の組み合わせ(相関ルール)を見つけ、併買を促すためのヒントを見つけ出すのに活用される方法の 1 つである。この相関ルールの評価に関する下記の設問に答えよ。

相関ルールを多角的な観点から評価するためには、複数の指標が用いられる。このうち、リフト値は重要な評価指標の1つであるが、他に2つの評価指標を挙げる場合、以下の①〜④のうち、最も適切なものの組み合わせを下記から選べ。

①  コンバージョン率
②  支持度(サポート)
③  信頼度(コンフィデンス)
④  正答率
  • ①と③
  • ①と④
  • ②と③
  • ②と④
  • ③と④

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この過去問の解説 (2件)

01

【基礎知識】

マーケットバスケット分析とは、ある商品と同時に買われる商品を分析することです。

3つの指標を用いて分析します。仮に商品Aと同時に買われる商品Bの分析を行います。

① 支持度(サポート):AとBの同時購入がどれぐらい起こりやすいか

支持度=A,Bの同時購入数÷全体の購入数

② 信頼度(コンフィデンス):商品Aの購入者がどれぐらい商品Bを購入するか

信頼度=A,Bの同時購入数÷Aの購入数

③ リフト値:商品Aの購入がどれぐらい商品Bの購入に相関しているか

リフト値= Aの信頼度 ÷ (Bの購入数÷全体の購入数)

    = (A,Bの同時購入数÷Aの購入数) ÷ (Bの購入数÷全体の購入数)

【選択肢評価】

基礎知識ご参照。②と③。

選択肢1. ①と③

上記説明より、不適切です。

選択肢2. ①と④

上記説明より、不適切です。

選択肢3. ②と③

正解です。

選択肢4. ②と④

上記説明より、不適切です。

選択肢5. ③と④

上記説明より、不適切です。

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02

正解は3です。

マーケットバスケット分析(POSデータ分析の一つ)に関する問題です。マーケットバスケット分析の相関ルールはリフト値、支持度、信頼度などで分析されます。

POSシステムは頻出の分野であり、PI値(金額PI、数値PI)の活用・計算、プロノグラム(縦割りシステム)、ショッピング(マーケティング)バスケット分析、デシル分析、閾値(いきち)分析、RFM分析などの知識は必須となります。

各選択肢については、以下の通りです。

1→上記の通り適切ではありません。

2→上記の通り適切ではありません。

3→上記の通り適切です。

4→上記の通り適切ではありません。

5→上記の通り適切ではありません。

参考になった数3