中小企業診断士の過去問
平成30年度(2018年)
経営情報システム 問14

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 経営情報システム 平成30年度(2018年) 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

ビッグデータの時代では、デジタルデータを介してヒトやモノを結ぶネットワークが急激に拡大していく現象が見られる。ネットワークに関する記述として、最も適切なものはどれか。
なお、ノードとはネットワークの結節点、あるノードの次数とはそのノードと他のノードを結ぶ線の数を意味する。
  • 次数分布がべき乗則に従う、インターネットなどで見られるスケールフリー・ネットワークには、ハブと呼ばれる次数の大きなノードが存在する。
  • ブロックチェーンとは、Web上に仮想的な金融機関を置き、金融取引の履歴をWeb上のデータベースに一元管理するネットワークをいう。
  • メトカーフの法則は、デジタルデータの爆発的な増大を背景に、ノードの増加と共に価値が指数関数的に増えていく状況を表している。
  • リンクポピュラリティは、ネットワーク分析で使う指標の1つで、あるノードを通る経路が多いほど大きくなる。

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この過去問の解説 (2件)

01

1.正しい記述となります。スケールフリー・ネットワークとは、ノードとノードを結ぶ数が極度に集中しているネットワークのことを言います。

2.誤った記述となります。ブロックチェーンとはインターネット上の複数のコンピュータを用いて分散管理する仕組みになります。複数のコンピュータが互いに取引の記録を共有し、検証することによって記録改ざんや不正取引を防止することが可能になります。

3.「指数関数的に増えていく」という記述が誤りとなります。メトカーフの法則とは、ネットワークの価値はノードの増加、即ちユーザ数の2乗に比例するという考え方になります。

4.誤った記述となります。リンクポピュラリティとはWebページに集まる外部リンクの数と質によって当該ページの重要度や人気度を測る考え方になります。

したがって、正答は1となります。

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02

与件文にノードの説明がありますが、それを考慮しても本問は難易度が高いと考えられます。

選択肢1. 次数分布がべき乗則に従う、インターネットなどで見られるスケールフリー・ネットワークには、ハブと呼ばれる次数の大きなノードが存在する。

正解の選択肢となります。

選択肢2. ブロックチェーンとは、Web上に仮想的な金融機関を置き、金融取引の履歴をWeb上のデータベースに一元管理するネットワークをいう。

ブロックチェーンは、インターネットバンキングのようにWeb上に仮想的な金融機関を置くものではありません。また、金融取引の履歴は分散管理されます。

選択肢3. メトカーフの法則は、デジタルデータの爆発的な増大を背景に、ノードの増加と共に価値が指数関数的に増えていく状況を表している。

指数関数的ではなく、二乗に比例します。

選択肢4. リンクポピュラリティは、ネットワーク分析で使う指標の1つで、あるノードを通る経路が多いほど大きくなる。

リンクポピュラリティとは、Webページに対して集まっている外部リンクの数と質を判断し、Webページの重要度や人気度を測ろうとする考え方です。

(出所:ナイルのSEO相談室 https://www.seohacks.net/blog/916/

したがって、リンクポピュラリティの説明としては不適切となります。

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