中小企業診断士の過去問
平成30年度(2018年)
中小企業経営・中小企業政策 問14
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 平成30年度(2018年) 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文中の空欄AとBに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記から選べ。
起業後に円滑な成長を遂げていくためには、起業後の成長段階ごとに直面する課題を克服していく必要がある。中小企業庁「起業・創業の実態に関する調査(2016年11月、複数回答)」に基づき、各成長段階で直面する課題を見た場合、「資金調達」「質の高い人材の確保」「販路開拓・マーケティング」のうち、創業期では[ A ]、安定・拡大期では[ B ]が最も回答企業割合が高くなっている。
なお、ここで、創業期は本業の製品・商品・サービスによる売上がない段階、安定・拡大期は売上が計上され、少なくとも一期は営業利益が黒字化した段階をいう。
起業後に円滑な成長を遂げていくためには、起業後の成長段階ごとに直面する課題を克服していく必要がある。中小企業庁「起業・創業の実態に関する調査(2016年11月、複数回答)」に基づき、各成長段階で直面する課題を見た場合、「資金調達」「質の高い人材の確保」「販路開拓・マーケティング」のうち、創業期では[ A ]、安定・拡大期では[ B ]が最も回答企業割合が高くなっている。
なお、ここで、創業期は本業の製品・商品・サービスによる売上がない段階、安定・拡大期は売上が計上され、少なくとも一期は営業利益が黒字化した段階をいう。
- A:資金調達 B:質の高い人材の確保
- A:資金調達 B:販路開拓・マーケティング
- A:質の高い人材の確保 B:資金調達
- A:質の高い人材の確保 B:販路開拓・マーケティング
- A:販路開拓・マーケティング B:質の高い人材の確保
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この過去問の解説 (2件)
01
まず、創業期における課題では、「資金調達」を課題と考える企業が多く、いずれの企業タイプでも回答企業割合は50%を上回っています。次いで、「家族の理解・協力」や「事業や経営に必要な知識・ノウハウの習得」という課題を挙げる企業割合が多くなっています。
一方で、安定・拡大期の課題として最も多いのが「質の高い人材の確保」となります。いずれの企業タイプでも回答企業割合は50%を上回っており、次いで「企業の成長に応じた組織体制の見直し」、「量的な労働力の確保」が続きます。
以上より、Aには「資金調達」、Bには「質の高い人材の確保」が入るため、正答は1となります。
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02
起業後の創業期と安定・拡大期において起業家が最も課題として捉えている内容を問う問題です。
2017年中小企業白書の第2-1-51図で起業家からの回答が確認できます。
創業期においては「資金調達」、安定・拡大期においては「質の高い人材の確保」が課題であるとの回答が最も多いという結果になっています。
正しい選択肢は A:資金調達 B:質の高い人材の確保 です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
創業期と安定・拡大期に間として定義されている成長初期での課題として最も回答が多かったのは、創業期と同じく「資金調達」ですが、「質の高い人材の確保」の割合も上昇してきています。
図を一覧すると、各成長段階で課題の大きさは異なっていますが、課題の内容自体は共通しています。
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