中小企業診断士の過去問
令和元年度(2019年)
財務・会計 問2
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 令和元年度(2019年) 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
A社は、20X1年4月1日に補助金6,000千円を現金で受け取った。続いて20X1年10月1日に、その補助金6,000千円と自己資金16,000千円で機械装置22,000千円を購入し、直ちに使用を開始した。その際、直接減額方式による圧縮記帳を行った。また、20X2年3月31日(決算日)に、定額法(耐用年数4年、残存価額ゼロ)により減価償却を行った。
購入時の固定資産圧縮損と決算時の減価償却費の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
購入時の固定資産圧縮損と決算時の減価償却費の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
- 固定資産圧縮損:6,000千円 減価償却費:2,000千円
- 固定資産圧縮損:6,000千円 減価償却費:2,750千円
- 固定資産圧縮損:22,000千円 減価償却費:2,000千円
- 固定資産圧縮損:22,000千円 減価償却費:2,750千円
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この過去問の解説 (2件)
01
圧縮記帳に関する問題です。
直接減額方式であるので、補助金6000千円を圧縮損で計上します。
そして機械装置は補助金部分を差し引いた16000千円分について減価償却を行うこととなり、今期の実施額は2000千円となります。
各選択肢については、以下の通りです。
1→上記の通り適切です。
2→上記の通り適切ではありません。
3→上記の通り適切ではありません。
4→上記の通り適切ではありません。
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02
圧縮記帳に関する問題です。圧縮記帳とは、補助金などを利用して固定資産を導入した場合において、その減価償却費の負担を軽減するため、補助金部分をあらかじめ損金計上することによって、その後の減価償却費を減額する会計処理のことを言います。
本問の場合は、以下のようになります。
固定資産圧縮損:6,000千円
減価償却費:16,000 ÷ 4 ÷ 2 = 2,000千円
正解です。
固定資産圧縮損:6,000千円、減価償却費:2,000千円ですので誤りです。
固定資産圧縮損:6,000千円、減価償却費:2,000千円ですので誤りです。
固定資産圧縮損:6,000千円、減価償却費:2,000千円ですので誤りです。
圧縮記帳に関する問題でした。用語の意味をしっかり覚えておきましょう。
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