中小企業診断士の過去問
令和元年度(2019年)
企業経営理論 問19

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 令和元年度(2019年) 問19 (訂正依頼・報告はこちら)

パーソナリティについてのモデルの 1 つに「ビッグファイブ」がある。ビッグファイブによると、個人のパーソナリティの多様性は、次の 5 つの特性の強度によって説明される。
( 1 )外向性(extroversion:社交的、話好きなど)
( 2 )神経症傾向(neuroticism:心配性、傷つきやすいなど)
( 3 )開放性(openness:想像力が豊か、好奇心が強いなど)
( 4 )調和性(agreeableness:協力的、温和など)
( 5 )誠実性(conscientiousness:計画的、責任感が強いなど)
ビッグファイブに関する以下の文章の空欄 A ~ C に入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを選択肢の中から選べ。

ビッグファイブを構成する 5 つのパーソナリティ特性は、職務満足や職務の成果に影響する。( A )以外の 4 つの特性は、職務満足と有意な関係がある。例えば、「神経症傾向」が強い人ほど、職務満足が低くなる傾向にある。一方、全ての職務の成果と正の相関を持つのは、( B )である。管理職や営業職のように、良好な対人関係の構築や維持が重要な職務においては、( C )が高い人ほど職務の成果が高くなる。
  • A:外向性  B:開放性  C:外向性
  • A:外向性  B:開放性  C:調和性
  • A:外向性  B:誠実性  C:調和性
  • A:開放性  B:開放性  C:調和性
  • A:開放性  B:誠実性  C:外向性

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この過去問の解説 (2件)

01

空欄を埋めた場合、以下の通りとなります。

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ビッグファイブを構成する 5 つのパーソナリティ特性は、職務満足や職務の成果に影響する。開放性以外の 4 つの特性は、職務満足と有意な関係がある。例えば、「神経症傾向」が強い人ほど、職務満足が低くなる傾向にある。一方、全ての職務の成果と正の相関を持つのは、誠実性である。管理職や営業職のように、良好な対人関係の構築や維持が重要な職務においては、外向性が高い人ほど職務の成果が高くなる。
------------------------------------------------------------

以上より項番5が正解です。
ビッグファイブという理論は、それまでの中小企業診断士テキストには載っていませんでした。その知識がなかった場合であっても本問の場合、空欄Bと空欄Cについては文脈から誠実性と外向性を推察することができます。そうすると自ずと項番5が正解と導き出すことができます。

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02

A:開放性、B:誠実性、C:外向性の組み合わせが正解となります。

ビッグファイブは、米国の心理学者であるゴールドバーグが提唱した学説です。

問題文に挙げられている5つのパーソナリティ特性の強弱によって、人の言動に違いがあるというものです。

本問のように多くの方にとって初見の内容も、診断士試験においては出題されることがあります。そのような場合、捨て問と割り切って他の問題で得点を積み上げることが出来るか、分からないなりに推察によって正解を手繰り寄せることが出来るかが科目合格へのカギとなります。

(どちらが正しい・誤りということではなく、科目合格を勝ち取るためには複数のアプローチがあるということです)

選択肢1. A:外向性  B:開放性  C:外向性

不適切です。

選択肢2. A:外向性  B:開放性  C:調和性

不適切です。

選択肢3. A:外向性  B:誠実性  C:調和性

不適切です。

選択肢4. A:開放性  B:開放性  C:調和性

不適切です。

選択肢5. A:開放性  B:誠実性  C:外向性

正解です。

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