中小企業診断士の過去問
令和元年度(2019年)
企業経営理論 問29
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 令和元年度(2019年) 問29 (訂正依頼・報告はこちら)
市場細分化に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- BtoBマーケティングで企業規模に基づき市場細分化を行った場合、各セグメント内の企業は企業規模以外の基準においても均一となる。
- BtoBマーケティングではさまざまな変数に基づいた市場細分化が行われるが、突発的な注文が多い企業や小口の注文が多い企業などは対象セグメントとして望ましくない。
- BtoBマーケティングにおいては組織的な購買が行われることが多いが、購買担当者の個人的特性に基づく市場細分化が有効な場合がある。
- 市場細分化によって製品・サービスの種類が増えるため、企業のコストも増加せざるを得ない。
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この過去問の解説 (2件)
01
BtoBビジネスから、市場細分化について問われています。
各セグメント内の企業は企業規模以外の基準においても「均一となる」とは言い切れません。
知識云々以前に、常識的に考えて違和感を持つことが出来れば除外できる選択肢です。
突発的な注文が多い企業や小口の注文が多い企業などは、対応コストが嵩むことが予想されるため、取引を敬遠されるケースが多いと思われます。
一方で、こちらが相手の無茶ぶりに対応出来る体制を整えて、手数料を多く取ることを納得させることが出来れば、上顧客として囲い込める可能性があるかも知れません。
したがって、「対象セグメントとして望ましくない」と言い切ることは出来ません。
正解の選択肢となります。
「市場細分化によって製品・サービスの種類が増える」のは正しいですが、ニッチ市場にターゲットを定めた場合は製品・サービスが絞り込まれる可能性があります。したがって、「企業のコストも増加せざるを得ない」とは言い切れません。
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02
各セグメント内の企業は企業規模以外の基準においても均一となるとは限りません。
項番2:不適切です。
突発的な注文が多い企業や小口の注文が多い企業などは対象セグメントとして望ましくないかどうかは、個々の企業によって異なります。
項番3:適切です。
記述の通りです。
項番4:不適切です。
市場細分化によって製品・サービスの種類が絞られる可能性もあるため、必ずしも企業のコストを増加させるとは限りません。
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