中小企業診断士の過去問
令和元年度(2019年)
運営管理 問4

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和元年度(2019年) 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

加工技術に関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • 超音波加工は、液体を加圧して微小穴から噴射し、工作物に衝突させることによって工作物を微小破砕させて、主として切断を行う加工法である。
  • 電子ビーム加工は、波長や位相がよくそろった光を、レンズとミラーで微小スポットに集束させ、このときに得られる高いエネルギー密度を利用して工作物の切断、溶接などを行う加工法である。
  • プラズマ加工は、気体を極めて高温にさせ、気体原子を陽イオンと自由電子に解離しイオン化させ、この状態を利用して切断、穴あけ、溶接などを行う加工法である。
  • レーザ加工は、電子を高電圧によって加速し工作物に衝突させ、発生する熱エネルギーを利用して工作物を溶融させて除去する加工法である。

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この過去問の解説 (2件)

01

項番1:不適切です。
本肢は、ウォータージェット加工の説明です。

項番2:不適切です。
本肢は、レーザー加工の説明です。

項番3:適切です。
記述の通りです。

項番4:不適切です。
本肢は、電子ビーム加工の説明です。

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02

加工技術に関する問題です。

選択肢1. 超音波加工は、液体を加圧して微小穴から噴射し、工作物に衝突させることによって工作物を微小破砕させて、主として切断を行う加工法である。

超音波加工とは、刃物や砥石を搭載した工具を超音波で振動させ、ワークに押し付けて加工することを指します。(出所:Mitsuri https://mitsu-ri.net/articles/ultrasonic-processing

「液体を加圧して」とあるため、ここで違和感を感じることが出来れば望ましいです。

選択肢2. 電子ビーム加工は、波長や位相がよくそろった光を、レンズとミラーで微小スポットに集束させ、このときに得られる高いエネルギー密度を利用して工作物の切断、溶接などを行う加工法である。

電子ビーム加工とは、真空状態で電子ビームを工作物に当て高熱 (約6,000℃) で加工する方法です。(出所:産業用製品メーカー比較のメトリー https://metoree.com/categories/5676/#

選択肢3. プラズマ加工は、気体を極めて高温にさせ、気体原子を陽イオンと自由電子に解離しイオン化させ、この状態を利用して切断、穴あけ、溶接などを行う加工法である。

正解の選択肢となります。

選択肢4. レーザ加工は、電子を高電圧によって加速し工作物に衝突させ、発生する熱エネルギーを利用して工作物を溶融させて除去する加工法である。

レーザー加工とは、高エネルギー密度のレーザー光線を金属や木材などの素材に照射し、融解・蒸発させて切断や穴あけなどの加工を行うことす。(出所:伯東株式会社 https://laser-hakuto.jp/column/laser/)

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