中小企業診断士の過去問
令和元年度(2019年)
運営管理 問8
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和元年度(2019年) 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
需要予測に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 過去の観測値から将来の需要量を予測するために移動平均法を利用した。
- 過去の観測値ほど重みを指数的に増加させるために指数平滑法を利用した。
- 工場の新設に当たっての設備能力を決定するために短期予測を利用した。
- 次週の生産計画を立案するために長期予測を利用した。
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この過去問の解説 (2件)
01
移動平均法は、過去の観測値を将来の予測の材料として用いる需要予測方法です。
単純移動平均法、加重移動平均法、指数移動平均法などがあります。
指数平滑法は、観測値が古くなるにつれて「重み」を減少させる移動平均法です。
重みの減少の程度は平滑化定数で決定します。指数平滑法を式で表すと、
来月の予測売上高=今月の予測売上高+X(今月の実績-今月の予測売上高)
X:平滑化定数(0<X<1)
となります。平滑化定数を大きく設定(1に近づける)すると、直近の重みが大きくなります。需要変動の大きい場合などに有効です。
1→上記の通り、正解です。
2→指数平滑法は、過去の観測値ほど重みを減少させます。よって誤りです。
3→工場の新設における設備能力の決定には、長期予測が必要です。よって誤りです。
4→次週の生産計画といった近い未来の予測には短期予測を用います。よって誤りです。
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02
需要予測に関する問題です。
正解の選択肢となります。
指数平滑法は、過去の観測値ほど重みを指数的に減少させ、現在に近い観測値ほど重みを指数的に増加させる方法です。
工場の設備能力を決定するためには、長期予測が必要です。
次週の生産計画なので、短期予測が必要です。
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