中小企業診断士の過去問
令和元年度(2019年)
運営管理 問11

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和元年度(2019年) 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

QC 7つ道具に関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • 管理図は、2つの対になったデータをXY軸上に表した図である。
  • 特性要因図は、原因と結果の関係を魚の骨のように表した図である。
  • パレート図は、不適合の原因を発生件数の昇順に並べた図である。
  • ヒストグラムは、時系列データを折れ線グラフで表した図である。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は2です。

QC7つ道具の各名称と特徴を抑えて、ふさわしい選択肢を選びます。
管理図は、データを時系列順に打点し、折れ線グラフで表す図です。
特性要因図は、原因と結果の関係を矢印で表し、それぞれの因果関係を可視化する図です。
形状が魚の骨に似るためフィッシュボーン図とも呼ばれます。
パレート図は、不適合の原因を発生件数の降順に並べた図です。全体における不良品の割合や改善すべき不良品の特定が可能で、問題点の特定と改善に有効です。
ヒストグラムは、データの分布状態を把握するための図で、対象データの安定度をバラつきの形状から判断します。
散布図は、2つの特性を横軸と縦軸でとり、観測値を打点して作るグラフです。2つの特性の相関関係や異常点の解析に使用されます。

1→散布図の説明となっています。よって誤りです。

2→特性要因図の説明として正しいです。よって正解です。

3→パレート図は不適合の原因を発生件数の「降順」で並べます。よって誤りです。

4→時系列データを折れ線で表すのは管理図です。よって誤りです。

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02

QC 7つ道具に関する問題です。

(出所:品質管理の知識 https://www.sk-quality.com/qc7/qc701_general.html

選択肢1. 管理図は、2つの対になったデータをXY軸上に表した図である。

管理図は、工程などの品質を管理するために使用されます。「偶然のばらつき」と「異常原因によるばらつき」を区別することができます。2つの対になったデータをXY軸上に表した図ではありません

選択肢2. 特性要因図は、原因と結果の関係を魚の骨のように表した図である。

正解の選択肢となります。特性要因図は、フィッシュボーン・チャートともよばれます。

選択肢3. パレート図は、不適合の原因を発生件数の昇順に並べた図である。

パレート図は、不適合の原因を発生件数の大きい順(降順)に並べた図のことです。

二次元のグラフの縦軸に不具合件数、横軸に不具合項目を取り、縦軸と横軸の接点(つまり原点)側から不具合件数の大きい順に棒グラフを作成し、累積比率を折れ線グラフで表示します。

選択肢4. ヒストグラムは、時系列データを折れ線グラフで表した図である。

ヒストグラムとは、データをいくつかの区間に分けてその区間のデータを集め、その「度数」(数)を「棒グラフ」で表した図です。

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