中小企業診断士の過去問
令和元年度(2019年)
経営情報システム 問10

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 経営情報システム 令和元年度(2019年) 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

中小企業においても、Webサイトを構築する場合など、静止画像データを利用することが多い。静止画像データの保存にはさまざまなファイル形式が利用されるので、それぞれの形式の特徴を理解する必要がある。
静止画像データのファイル形式に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを選択肢の中から選べ。

a  BMP形式は、可逆圧縮方式の画像フォーマットであり、256色(8ビット)以下で静止画像を保存できる。
b  JPEG形式は、非可逆圧縮方式の画像フォーマットであり、フルカラーで静止画像を保存できる。
c  GIF形式は、圧縮しない画像フォーマットであり、ドットの集まりとして静止画像を保存できる。
d  PNG形式は、可逆圧縮方式の画像フォーマットであり、フルカラーで静止画像を保存できる。
  • a と b
  • a と c
  • b と d
  • c と d

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は3です。

各記述については、以下の通りです。

a→BMP形式は、可逆圧縮方式の画像フォーマットであり、フルカラー(1677万7216色)に対応しています。容量は大きいですが、高解像度の画像になります。

b→適切です。JPEG形式は、非可逆圧縮方式の画像フォーマットのため圧縮すると元の画質に戻せませんが、フルカラーに対応しつつも高い圧縮率で保存することができます。

c→GIF形式は、可逆圧縮方式の画像フォーマットであり、色数は256色と少ないですが、容量が小さく、背景透過やアニメーション表示を行うことができます。

d→適切です。PNG形式は、可逆圧縮方式の画像フォーマットであり、フルカラーに対応しています。同解像度ではJPEGより容量が大きくなりますが、圧縮による画質劣化がなく、背景透過にも対応しています。

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02

様々な場面で利用される画像の保存形式についての知識を問う問題です。

各選択肢の内容を解説します。

a:本選択肢の内容はGIF形式の説明です。そのため本選択肢は誤りです。

b:JPEG形式の説明として適切です。圧縮をすると元に戻せない方式ではありますが、高い圧縮率でありながらもフルカラーに対応しているため、利用されることが多い形式です。そのため本選択肢は正しいです。

c:本選択肢の内容はBMP形式の説明です。そのため本選択肢は誤りです。

d:PNG形式の説明として適切です。JPEG形式よりもファイル容量は大きくなりますが画質劣化が少ないという利点があります。そのため本選択肢は正しいです。

正解の組み合わせはbとdとなります。

選択肢1. a と b
  • 本選択肢は不正解です。

選択肢2. a と c

本選択肢は不正解です。

選択肢3. b と d
  • 本選択肢が正解です。

選択肢4. c と d

本選択肢は不正解です。

まとめ

画像形式には様々な種類があり用途により使い分けられています。

本問に出てきた形式はすべてラスタ形式に分類される保存する過程で、ファイル容量を抑えるために画質の劣化が避けられない方式です。

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