中小企業診断士 過去問
令和元年度(2019年)
問184 (経営情報システム 問24)

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問題

中小企業診断士試験 令和元年度(2019年) 問184(経営情報システム 問24) (訂正依頼・報告はこちら)

以下の文章の空欄 A ~ C に入る数値の組み合わせとして、最も適切なものを選択肢の中から選べ。

集積した数値データを分析する際に、データの値の大きさやばらつきの目安となるような特性値に注目することがある。
あるスーパーマーケットで 10 日間毎日、サンドイッチの売上個数を調査し、小さい順に並べたデータが以下に示されている。

46 48 50 50 51 51 53 53 53 55

このとき、サンドイッチの 1 日当たり売上個数の平均は( A )、メディアンは( B )、平均偏差は( C )である。
  • A:51  B:51  C:0.0
  • A:51  B:51  C:2.0
  • A:51  B:52  C:2.0
  • A:52  B:53  C:0.0

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この過去問の解説 (3件)

01

統計解析についての計算問題です。

平均値は単純平均をして求めます。

46 + 48 + 50 + 50 + 51 + 51 + 53 + 53 + 53 + 55 ÷ 10 = 51

空欄Aの売上個数の平均は 51 です。

メディアンは中央値のことです。本問のようにデータ数が偶数値の場合は、中央に位置する2つの値の平均を中央値として取り扱います。

本問では5番目と6番目の値の平均を求めます。

51 + 51 ÷ 2 = 51

空欄Bのメディアンは 51 です。

平均偏差とは、各データの偏差の絶対値を平均して求めます。偏差とは空欄Aの平均から各数値を引いて求めることができます。

まずは各数値の偏差を計算します。

51 - 46 = 5

51 - 48 = 3

51- 50 = 1

51 - 50 = 1

51 - 51 = 0

51- 51 = 0

51 - 53 = -2

51 - 53 = -2

51 - 53 = -2

51 - 55 = -4

次に求めた偏差を絶対値として扱い平均を求めます

5 + 3 + 1 + 1 + 0 + 0 + 2 + 2+ 2+ 4 ÷ 10 = 2

以上により空欄Cの平均偏差は 2.0 です。

正解の組み合わせは A:51 B:51 C:2.0 です。

選択肢1. A:51  B:51  C:0.0
  • 本選択肢は不正解です。

選択肢2. A:51  B:51  C:2.0

本選択肢が正解です。

選択肢3. A:51  B:52  C:2.0

本選択肢は不正解です。

選択肢4. A:52  B:53  C:0.0

本選択肢は不正解です。

まとめ

例年出題される統計解析についての問題は、一見するととっつきにくい印象をおぼえますが、本問のように落ち着いて取り組めば正解を導くことも十分可能です。

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02

正解は2です。

代表値に関する問題です。

平均値は合計を10日で割って51になります。

メディアンは中央値であり51になります。

平均偏差は毎日の売上個数から中央値51を引いたものを合計して10日間で割ったものであり2になります。

各選択肢については、以下の通りです。

1→上記の通り、適切ではありません。

2→上記の通り適切です。

3→上記の通り、適切ではありません。

4→上記の通り、適切ではありません。

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03

統計問題です。

 

・空欄A(1日当たり売上個数の平均)

(46+48+50+50+51+51+53+53+53+55)÷10日間より、51と求まります。

 

・空欄B(メディアン)

median=中央値です。データを小さい(または大きい)順に並べてちょうど真ん中に位置する値をいいます。データが奇数個の場合は中央の1つの値、偶数個の場合は中央の2つの値の平均値がメディアンとなります。 

 

本問では10日間のデータがあるので偶数個となります。

データを小さい順に並べると46、48、50、50、51、51、53、53、53、55となり、5個目と6個目の間は51と51になりますので、メディアンは51です。(51+51÷2=51)

 

・空欄C(平均偏差)

①平均値を計算する

空欄Aより51
②各データの偏差を計算する

(46-51)、(48-51)、(50-51)、(50-51)、(51-51)、(51-51)、(53-51)、(53-51)、(53-51)、(55-51)
③偏差の絶対値を計算する

(-5)、(-3)、(-1)、(-1)、0、0、2、2、2、4
④絶対値の合計を計算する 

マイナスを消して計算します(②の時点で、51-46・・・としてもよい)。ここを間違うと違う選択肢を選んでしまい不正解となります。

5+3+1+1+0+0+2+2+2+4=20

⑤データ数で割って平均偏差を求める

データ数とは10日間のデータのことで、20÷10=2

 

※④でなぜマイナスを消すかというと、偏差は必ずプラスになる(マイナス同士を打ち消し合って、プラスにする)ためです。

選択肢1. A:51  B:51  C:0.0

冒頭の解説より、サンドイッチの1日当たり売上個数の平均は51、メディアンは51、平均偏差は2.0であるため不適切な選択肢です。

選択肢2. A:51  B:51  C:2.0

冒頭の解説より、サンドイッチの1日当たり売上個数の平均は51、メディアンは51、平均偏差は2.0であるため正解の選択肢となります。

選択肢3. A:51  B:52  C:2.0

冒頭の解説より、サンドイッチの1日当たり売上個数の平均は51、メディアンは51、平均偏差は2.0であるため不適切な選択肢です。

選択肢4. A:52  B:53  C:0.0

冒頭の解説より、サンドイッチの1日当たり売上個数の平均は51、メディアンは51、平均偏差は2.0であるため不適切な選択肢です。

まとめ

【補足】

 

統計問題は例年平均2問出題され、今回のような問題は計算すれば正解できる可能性があるため、できれば正解したいところです。

ただし、計算するためにある程度時間を消費し、空欄A~Cすべて解かないと選択肢を1つに絞り込むことができない設定になっています。

 

答えを確認しながらで結構なので本問を一度解いてみて、計算すれば答えを出せるレベルの問題が今後出題された場合に対応できるかどうかを確かめていただき、試験時の対応を決めてください。

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