中小企業診断士の過去問
令和元年度(2019年)
経営情報システム 問25

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 経営情報システム 令和元年度(2019年) 問25 (訂正依頼・報告はこちら)

情報通信技術(ICT)においては、相互接続性や相互運用性を確保することが不可欠である。このため、さまざまな組織が規格の標準化を進めている。
標準化を進める組織に関する以下の文章の空欄 A ~ D に入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを選択肢の中から選べ。

( A )は、世界 160 カ国以上の国家規格団体が加盟する世界的規模の非政府組織であり、世界的な標準化およびその関連活動の発展開発を図ることを目的としている。
( B )は、国際連合の専門機関であり、情報通信分野の国際標準の策定を図り、発展途上国への技術協力の推進を行っている。
( C )は、LANやイーサネットなどの通信方式や電子部品の研究や標準化を行う学会である。
( D )は、インターネットのWebに関する技術の標準化を進める非営利団体である。
( A )や( B )のような国際標準化機関が作成する標準をデジュール標準と呼び、( C )や( D )のような民間団体が作成する標準をデファクト標準と呼ぶ。
  • A:IEEE  B:ITU  C:ISO   D:W3C
  • A:ISO   B:ITU  C:IEEE  D:W3C
  • A:ISO   B:W3C  C:IEEE  D:ITU
  • A:ITU   B:ISO  C:W3C   D:IEEE

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この過去問の解説 (2件)

01

標準化推進組織についての知識を問う問題です。

各選択肢の解説です。

A: ISO(International Organization for Standardization)が該当します。国際標準化機構であり、多様な国際規格を制定・発行しています。

B: ITU(International Telecommunication Union)が該当します。国際電気電信連合と呼ばれ、国連の組織として運営されています。

C: IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)が該当します。米国電気電子技術者協会のことです。コンピューター分野等の技術標準規格を定めています。

D: W3C(World Wide Web Consortium)が該当します。Webに関する様々な技術の標準化を行なっている非営利団体です。

正解の組み合わせは A:ISO B:ITU C:IEEE D:W3C です。

選択肢1. A:IEEE  B:ITU  C:ISO   D:W3C

本選択肢は不正解です。

選択肢2. A:ISO   B:ITU  C:IEEE  D:W3C

本選択肢が正解です。

選択肢3. A:ISO   B:W3C  C:IEEE  D:ITU

本選択肢は不正解です。

選択肢4. A:ITU   B:ISO  C:W3C   D:IEEE

本選択肢は不正解です。

まとめ

補足説明です。

デジュール標準とは、ISOなどのような公的機関によって規定されている公的標準の総称のことです。対して、デファクト標準とは公的ではなく多くのユーザーを獲得するなどにより事実上の標準となった規格のことです。

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02

正解は2です。

標準化を進める組織に関する問題です。

Aは「ISO」、Bは「ITU」、Cは「IEEE」、Dは「W3C」が該当します。

各選択肢については、以下の通りです。

1→上記の通り、適切ではありません。

2→上記の通り適切です。

3→上記の通り、適切ではありません。

4→上記の通り、適切ではありません。

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