中小企業診断士の過去問
令和元年度(2019年)
中小企業経営・中小企業政策 問15

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 令和元年度(2019年) 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

中小企業においても、新事業展開や商圏拡大等を目的として子会社・関連会社を設立する企業は少なくない。
経済産業省「企業活動基本調査」に基づき、国内の子会社・関連会社を設立により当該年度に 1 社以上増加させた中小企業数(「新設を行った企業数」)と、国内の子会社・関連会社を買収により当該年度に 1 社以上増加させた中小企業数(「買収を行った企業数」)を、おのおのについて2006年度と2015年度で比較した場合の記述として、最も適切なものはどれか。
なお、経済産業省「企業活動基本調査」は、従業員 50 人未満、資本金または出資金 3,000 万円未満の企業を対象としていない。
  • 「新設を行った企業数」、「買収を行った企業数」とも減少している。
  • 「新設を行った企業数」、「買収を行った企業数」とも増加している。
  • 「新設を行った企業数」は減少、「買収を行った企業数」は増加している。
  • 「新設を行った企業数」は増加、「買収を行った企業数」は減少している。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は3です。

経済産業省「企業活動基本調査」に基づき、国内の子会社・関連会社を設立について2006年度と2015年度で比較に関する問題です。「新設を行った企業数」は減少、「買収を行った企業数」は増加しています。

各選択肢については、以下の通りです。

1→上記の通り適切ではありません。

2→上記の通り適切ではありません。

3→上記の通り適切です。

4→上記の通り適切ではありません。

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02

中小企業の子会社・関連会社設立に関する問題です。

2018年中小企業白書に以下の記述があります。

2006年度に比べると、子会社・関連会社の新設を行った企業数は減少しているのに対して、買収により子会社・関連会社を増加させた企業は約1.8倍と増加傾向にあることが見て取れる。

上記を参考に各選択肢をみていきます。

選択肢1. 「新設を行った企業数」、「買収を行った企業数」とも減少している。
  • 買収を行った企業数は増加しているため本選択肢は不正解です。

選択肢2. 「新設を行った企業数」、「買収を行った企業数」とも増加している。
  • 新設を行った企業は減少しているため本選択肢は不正解です。

選択肢3. 「新設を行った企業数」は減少、「買収を行った企業数」は増加している。
  • 中小企業白書の記述に合致しているため、本選択肢が正解です。

選択肢4. 「新設を行った企業数」は増加、「買収を行った企業数」は減少している。
  • 増加と減少している方が逆であるため、本選択肢は不正解です。

まとめ

報道などでも近年中小企業が行う買収が活発になっていると言われていたため、その点からも正解を導くことが可能だったかもしれません。

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