中小企業診断士 過去問
令和2年度(2020年)
問7 (経済学・経済政策 問7)
問題文

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問題
中小企業診断士試験 令和2年度(2020年) 問7(経済学・経済政策 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

- 貨幣需要の利子弾力性がゼロである。
- 貨幣需要の利子弾力性が無限大である。
- 投資需要の利子弾力性がゼロである。
- 投資需要の利子弾力性が無限大である。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は3です。
IS曲線は、財市場が均衡する国民所得と利子率の組合せを表しています。また、利子率が低下すると投資が増加して均衡となるため、右下がりの曲線となります。
LM曲線は、貨幣市場が均衡する国民所得と利子率の組合せを表しています。また、利子率が増加すると貨幣需要が増加して均衡となるため、右上がりの曲線となります。
また、利子弾力性は、利子率の増減に対して、貨幣需要や投資需要がどの程度動くかを表します。
各選択肢については、以下のとおりです。
1→貨幣需要の利子弾力性がゼロとは、利子率の増加に対して貨幣需要が変化しないことであり、LM曲線は垂直となります。
2→貨幣需要の利子弾力性が無限大とは、利子率のわずかな増加に対して貨幣需要が大きく増加することであり、LM曲線は水平となります。
3→適切です。投資需要の利子弾力性がゼロとは、利子率の減少に対して投資が変化しないことであり、IS曲線は垂直となります。
4→投資需要の利子弾力性が無限大とは、利子率のわずかな減少に対して投資が大きく増加することであり、IS曲線は水平となります。
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02
IS曲線とLM曲線に関する問題です。
IS曲線とは、縦軸に利子率、横軸にGDPをとったグラフにおいて、財市場が均衡する点の組み合わせを表す曲線です。
LM曲線とは、同じグラフにおいて、資本市場(貨幣市場)が均衡する点の組み合わせを表す曲線です。
本問ではIS曲線が垂直になっています。つまり利子率の変化に対してGDPの変化がゼロとなっています(いくら利子率が低下しても投資が増えず、GDP増加につながらない)。このような場合、投資需要の利子率弾力性がゼロ、と言います。
冒頭の説明の通り誤りです。
冒頭の説明の通り誤りです。
正解です。
冒頭の説明の通り誤りです。
IS・LM曲線に関する問題でした。基本的な論点ですのでしっかり復習しましょう。
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03
IS-LM曲線に関する問題です。本問はボーナス問題といえるほど難易度が低いので、必ず正答しましょう。
与件文のIS曲線が「垂直」から、利子弾力性がゼロであることが分かります。この時点で選択肢が2つに絞り込まれます。
貨幣需要と投資需要については、貨幣需要がLM、投資需要がISです。(IS、LMいずれかをセットで覚えておくだけで十分です)
冒頭の解説より、IS曲線が垂直になる例は「投資需要の利子弾力性がゼロである」ため不適切な選択肢です。
冒頭の解説より、IS曲線が垂直になる例は「投資需要の利子弾力性がゼロである」ため不適切な選択肢です。
冒頭の解説より、IS曲線が垂直になる例は「投資需要の利子弾力性がゼロである」ため正解の選択肢となります。
冒頭の解説より、IS曲線が垂直になる例は「投資需要の利子弾力性がゼロである」ため不適切な選択肢です。
【補足】
利子弾力性が「無限大」の場合はIS曲線が「水平」(真横)になります。なお、LM曲線も同様です。
基本中の基本ですが、セットで覚えておきましょう。
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