中小企業診断士 過去問
令和2年度(2020年)
問6 (経済学・経済政策 問6)

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 経済学・経済政策 令和2年度(2020年) 問6(経済学・経済政策 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

下図は、45度線図である。ADは総需要、Y0は完全雇用GDP、Y1は現在の均衡GDPである。この経済では、完全雇用GDPを実現するための総需要が不足している。この総需要の不足分は「デフレ・ギャップ」と呼ばれる。
下図において「デフレ・ギャップ」の大きさとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
問題文の画像
  • AE
  • BC
  • BE
  • CE

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は2です。

デフレギャップとは、現在の均衡GDP(Y1)<完全雇用GDP(Y0)となる不況時において、完全雇用GDPが実現されるときに生じる総需要の不足分を指します。

各選択肢については、以下のとおりです。

1→上記の通り、不適切です。

2→適切です。デフレギャップは、完全雇用GDPであるY0のときの総供給(45度線図上の点)と総需要(AD上の点)との差であるBCになります。

3→上記の通り、不適切です。

4→上記の通り、不適切です。

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02

45度線とは、財市場における総供給とGDPの関係を表したグラフです。縦軸に総供給、横軸にGDPをとった場合、財市場では「総供給=GDP」の関係が成り立つため、グラフとしては45度の直線となることからこのように呼ばれます。

一方「デフレ・ギャップ」とは、完全雇用時のGDPにおける総供給と総需要の差(超過供給分)のことを言います。

本問ではY0が完全雇用GDPを表す点ですが、この点における総供給と総需要の差(BC)がデフレギャップになります。

選択肢1. AE

冒頭の説明の通り誤りです。

選択肢2. BC

正解です。

選択肢3. BE

冒頭の説明の通り誤りです。

選択肢4. CE

冒頭の説明の通り誤りです。

まとめ

デフレ・ギャップに関する問題でした。基本的な論点ですのでしっかり内容を押さえておきましょう。

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