中小企業診断士の過去問
令和2年度(2020年)
財務・会計 問14
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 令和2年度(2020年) 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
活動基準原価計算(ABC)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ABCがいわゆる伝統的原価計算と大きく異なる点は、ABCが製造直接費に焦点を当てていることである。
- ABCで用いられる「活動」は、コスト・ドライバーと呼ばれる。
- ABCは、少品種大量生産型の製造業に適した原価計算である。
- ABCを意識した経営管理手法を活動基準経営管理(ABM)という。
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この過去問の解説 (2件)
01
1. 間違い
ABCが焦点を当てているのは、間接費です。
2.間違い
コスト・ドライバーは間接費の割り当て基準を指します。
生産のための活動は、コスト・ドライバーの一つのアクティビティ・ドライバーです。
3.間違い
ABCは、多品種少量生産に適するとされています。
4. 正しい
ABMは、ABCに基づくコスト情報によって業務改善、利益改善を目指す管理手法です。
よって、正解は4です。
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02
活動基準原価計算(ABC:Activity Based Costing)に関する問題です。
ABCは製造間接費に焦点を当てています。伝統的原価計算では、間接費を適切に算出できないためです。
コスト・ドライバーは、原価を変化させる要因のことです。コストドライバーには、アクティブ・ドライバーとリソース・ドライバーの2つがあります。
ABCは、多品種少量生産型の製造業に適した原価計算です。多品種少量生産は様々な種類の製品を少量ずつ生産する生産形態のため、間接費の管理が煩雑になります。そのため、ABCの手法によって適切に間接費を配賦することが必要になります。
正解の選択肢となります。
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