中小企業診断士の過去問
令和2年度(2020年)
財務・会計 問15

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 令和2年度(2020年) 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

オプションに関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • 「10,000円で買う権利」を500円で売ったとする。この原資産の価格が8,000円になって買い手が権利を放棄すれば、売り手は8,000円の利益となる。
  • 「オプションの買い」は、権利を行使しないことができるため、損失が生じる場合、その損失は最初に支払った購入代金(プレミアム)に限定される。
  • オプションにはプットとコールの2種類あるので、オプション売買のポジションもプットの売りとコールの買いの2種類ある。
  • オプションの代表的なものに先物がある。

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この過去問の解説 (2件)

01

オプション取引に関する主題です。

1 間違い 

権利を行使せず、プレミアム分の500円が売り手の利益となります。

2 正解  

買い手は、権利の行使か放棄を選択することができます。

3 間違い 

コール(買う権利)とプット(売る権利)にそれぞれ売る権利と買う権利があるので、4種類です。

4 間違い

先物取引は、将来のある時点で原資産の売買を約束する取引で、オプションはある時点で原資産を売るまたは買う権利を売買する取引です。

よって、正解は2です。

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02

オプション取引は二次試験でも出題されることがありますが、一次試験で出題される場合、問われる内容はオプション取引の知識です。(電卓が使用できないため)

選択肢1. 「10,000円で買う権利」を500円で売ったとする。この原資産の価格が8,000円になって買い手が権利を放棄すれば、売り手は8,000円の利益となる。

買い手が権利を放棄すれば、売り手は500円の利益となります。

選択肢2. 「オプションの買い」は、権利を行使しないことができるため、損失が生じる場合、その損失は最初に支払った購入代金(プレミアム)に限定される。

正解の選択肢となります。

選択肢3. オプションにはプットとコールの2種類あるので、オプション売買のポジションもプットの売りとコールの買いの2種類ある。

オプションにはプットとコールの2種類あるのは正しいですが、オプション売買のポジションはプットの売りと買い、コールの売りと買いの4種類あります。

選択肢4. オプションの代表的なものに先物がある。

オプションは原資産を売買する権利を取引する契約のことです。先物は原資産の売買する契約のことです。

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