中小企業診断士の過去問
令和2年度(2020年)
財務・会計 問20

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 令和2年度(2020年) 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

額面が121万円、償還までの期間が2年の割引債の市場価格が100万円であった。このとき、この割引債の複利最終利回り(年)として、最も適切なものはどれか。
  • 0.1
  • 0.11
  • 0.174
  • 0.21

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この過去問の解説 (2件)

01

割引債とは、償還日に額面金額が支払われる債券のことです。利子は支払われませんが、額面金額より安い金額で販売されることで、その差額が利息となります。

割引債は、一般的に複利での計算となります。

複利とは、期間中に発生する利息にも利息が付きます。

たとえば、発行価格が100万円で債権額が121万円だとします。

この場合、

1年目 100万円×1.1=110万円

2年目 110万円×1.1=121万円

ある程度、問題を解いていると、計算しなくても100万円、121万円、2年という数字をみただけでも、0.1%の2年複利だと思うかもしれません。

計算式としては、

100万円×(1+r)2乗=121万円

(1+r)2乗=1.21

1+r=1.1

r=0.1

となります。

よって、正解は1です。

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02

0.1(10%)が正解の選択肢となります。

割引債の価格は、次の計算式によって求められます。

割引債の価格=満期における償還価格÷(1+金利)n乗

以上から、金利をxとすると

100=121÷(1+x)2乗

(1+x)2乗=121÷100

(1+x)2乗=1.21

(1+x)=1.1

x=0.1

選択肢1. 0.1

正解です。

選択肢2. 0.11

上記説明より、不適切です。

選択肢3. 0.174

上記説明より、不適切です。

選択肢4. 0.21

上記説明より、不適切です。

参考になった数4