中小企業診断士の過去問
令和2年度(2020年)
企業経営理論 問31
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 令和2年度(2020年) 問31 (訂正依頼・報告はこちら)
広告に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- BtoBマーケティングのコミュニケーションにおいては、受け手は特定少数の顧客であるため、広告は不要である。
- 広告効果階層モデルのうち「DAGMARモデル」は、Desire, Attention, Grade, Memory, Action, Recommendation を意味し、近年のオンライン上の消費者行動を表す。
- 広告予算の算出方法には売上高比率法、競争者対抗法、タスク法などがあるが、これらのどれも用いずに、単純に前期の広告予算実績に基づいて広告予算を決めている企業も多い。
- テレビCMでメッセージを途中まで流し、「続きはこちらで」などとして検索ワードを表示しWebに誘導しようとする方法は、「ステルス・マーケティング」として非難される場合が多く、消費者庁も注意を喚起している。
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この過去問の解説 (3件)
01
マーケティングの広告戦略に関する出題です。
選択肢の中から「最も適切なもの」を選択します。
1.誤っている。
BtoB企業の場合でも広告を活用する意義はあります。
例えばCM放送によって企業の知名度を上げることで、それが社会的信用に繋がり、企業の営業活動を後押しする効果や優秀な人材を採用しやすくなる効果が期待できるようになります。
このようにBtoB企業においても広告の活用は有効であるといえます。
2.誤っている。
「DAGMAR」とはDefining(定義) Advertising(広告) Goals for(目標) Measured(測定)Advertising(広告) Results(結果)の頭文字をとったものです。
つまり「DAGMARモデル」とは広告効果測定のモデルのことで「近年のオンライン上の消費者行動」のことではありません。
3.正しい。
記述の通りです。広告予算の算出方法は様々なものがありますが、実態としては「単純に前期の広告予算実績に基づいて広告予算を決めている企業」も多く存在しています。
4.誤っている。
記述は「ティザー広告」の説明です。
「ステルスマーケティング」とは、企業が一般消費者のふりをしてサイト上で自社商品に高評価を与えたり、著名人やインフルエンサーに依頼してSNSへの自然な投稿を装って商品PRを行わせる、など消費者を騙す行為のことです。
よって、選択肢3.が正答となります。
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02
広告に関する出題です。
各選択肢については、以下のとおりです。
1 :誤りです。
企業を対象としたBtoBマーケティングにおいても広告は重要です。
2 :誤りです。
DAGMARモデルとは、Defining Adverting Goals for Measured Advertising Resultsの略で、 広告結果を計測する理論の事です。
3 :正解です。
その通りです。適切な広告予算の算出方法を用いてない会社も多く存在します。
4 :誤りです。
ステルス・マーケティングとは、PR と明記せずに口コミを装い、商品を訴求する方法です。
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03
広告に関する問題です。
各選択肢の記述だけでも、正答することは可能です。
BtoBマーケティングのコミュニケーションにおいては、広告は不要であるとはいえません。
BtoBにおいても、相手先企業の購買担当者に対する広告は必要です。
広告効果階層モデルのうち「DAGMARモデル」は、近年のオンライン上の消費者行動を表すものではありません。
なお、DAGMAR(ダグマー)は、Defining Advertising Goals for Measured Advertising Results(広告効果を計測可能にするために、広告の目的・ゴールを明確化すること)の頭文字を取ったものであり、消費者が購買に至るまでに①Awareness(認知)②Comprehension(理解)③Conviction(説得)④Action(行動)⑤Post-Action(購買後の行動)の5段階のプロセスを辿るとしています。
正解の選択肢となります。
テレビCMでメッセージを途中まで流し、「続きはこちらで」などとして検索ワードを表示しWebに誘導しようとする方法は「ティーザー広告」です。
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