中小企業診断士の過去問
令和2年度(2020年)
運営管理 問9
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和2年度(2020年) 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
需要量の予測に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
- 季節変動を説明するモデルには回帰直線を利用する方法がある。
- 景気変動などのように周期が固定されない変動は循環変動と呼ばれる。
- 傾向変動を説明するモデルにはロジスティック曲線を利用する方法がある。
- 産業連関モデルでは、最終部門に生じた需要の変動が生産部門に及ぼす波及効果が表現される。
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この過去問の解説 (3件)
01
需要予測に関する出題です。
選択肢の中から「最も"不適切なもの"」を選択します。
1.誤っている。
「回帰直線」とは、散布図上の2組のデータの中心的な分布傾向を表す直線のことです。
2組のデータに安定的な相関関係があるときには有効的な手法ですが、季節変動など相関関係が不安定になる要因のもとではあまり有効的とは言えません。
2.正しい。
「循環変動」とは景気変動のように、周期が固定的でなくとも、3~15年くらいの一定周期的に上下変動をおこなうものをいいます。
3.正しい。
「ロジスティック曲線」とはいわゆる成長曲線のひとつで、ロジスティック方程式から導かれます。ロジスティック方程式を用いると、単一種の生物が一定の環境内で増殖を行う場合に、その生物の個体数の変動を予測することが出来ます。これは長期間の人口増加傾向などを説明する際にも利用することができ、正しい記述といえます。
4.正しい。
「産業連関モデル」とは、産業間の需給関係から分析を行うモデルのことで、最終部門に生じた需要の変動が生産部門に及ぼす波及効果を表現することが出来ます。
よって、選択肢1.が正答となります。
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02
需要量の予測に関する出題です。
各選択肢については、以下のとおりです。
1:誤りです。
季節変動は循環し、直線的でないので回帰直線は使用できません。
2:正解です。
その通りです。
3:正解です。
その通りです。
4:正解です。
その通りです。
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03
需要量の予測に関する問題です。
なお、本問では最も「不適切」な選択肢を選択させる設定になっていることに注意してください。
季節変動を説明するモデルには、時系列分析を利用する方法があります。
最も「不適切」であるため、本問では正解の選択肢となります。
適切な内容であるため、本問では不適切な選択肢となります。
適切な内容であるため、本問では不適切な選択肢となります。
適切な内容であるため、本問では不適切な選択肢となります。
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