中小企業診断士の過去問
令和2年度(2020年)
運営管理 問15
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和2年度(2020年) 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
工場レイアウトを分析する手法の1つとして、DI(Distance-Intensity)分析がある。DI分析に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- Distanceは工程間の運搬頻度を表す。
- Intensityはレイアウトを変更すれば、それに伴い変化する。
- DI分析では、現状レイアウトの弱点を発見することができる。
- DI分析で右下にプロットされた工程間の運搬については、ベルトコンベアを利用する。
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この過去問の解説 (3件)
01
DI分析に関する出題です。
「DI分析」のD(distance)は2つの工程間の距離、I(intensity)は2つの工程間の関係強度(運搬頻度や運搬量など)を意味しており、「DI分析」は工場レイアウトを評価する分析手法のことです。
選択肢の中から「最も適切なもの」を選択します。
1.誤っている。
D(distance)が表すものは工程間の距離です。
2.誤っている。
レイアウトを変更してもI(intensity)=工程間の関係強度が変化するわけではありません。関係強度の強いものを遠ざけるようなレイアウト変更をした場合は、効率面が悪化します。
3.正しい。
DI分析を行うことで効率性改善を期待できます。
4.誤っている。
DI分析は縦軸にI(関係強度)、横軸にD(距離)の図を用いて行います。
右下ということはI(関係強度)が低い=運搬頻度や運搬量が少ないものと考えられるため、ベルトコンベアなどの設備は不要で台車や車両などを用います。
よって、選択肢3.が正答となります。
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02
DI(Distance-Intensity)分析に関する問題です。
DI分析とは、縦軸にIntensity(工程間の運搬頻度)、横軸にDistance(工程間の距離)をとった2次元のグラフで表し、モノの流れと運搬距離や頻度(運搬量や運搬回数など)を定量的に可視化することによりレイアウトの問題点を明確にするものです。
2次元のグラフの右上に位置しているほど、より長い距離を頻繁に運搬していることになるためレイアウトの改善対象となります。
冒頭の解説より、Distanceは工程間の運搬距離を表します。
Distanceはレイアウトを変更すれば、それに伴い変化します。
正解の選択肢となります。
DI分析で左上にプロットされた工程間の運搬については、その量や回数が多いためベルトコンベアを利用します。
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03
DI(Distance-Intensity)分析に関する問題です。
各選択肢については、以下のとおりです。
1:誤りです。
Distanceは工程間の運搬距離です。
2:誤りです。
レイアウトを変更して変化するのはDistanceです。
3:正解です。
その通りです。
4:誤りです。
DI分析で右下、つまり距離が長く、関係強度が低いものは台車や車両が最適です。
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