中小企業診断士の過去問
令和2年度(2020年)
運営管理 問29

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和2年度(2020年) 問29 (訂正依頼・報告はこちら)

店舗における売場づくりに関して、以下に示す【陳列手法】と【陳列の特徴】の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

【陳列手法】
① レジ前陳列
② ジャンブル陳列
③ フック陳列

【陳列の特徴】
a  商品を見やすく取りやすく陳列でき、在庫量が把握しやすい。
b  非計画購買を誘発しやすく、少額商品の販売に適している。
c  陳列が容易で、低価格のイメージを演出できる。
  • ①と a ②と b ③と c
  • ①と a ②と c ③と b
  • ①と b ②と a ③と c
  • ①と b ②と c ③と a
  • ①と c ②と a ③と b

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この過去問の解説 (3件)

01

それぞれの陳列手法の特徴は以下の通りです。

①レジ前陳列…レジ前に少額の商品を配置する陳列方法で、レジに並んでいる最中やお会計の途中でついつい手に取ってしまう商品を配置します。

②ジャンブル陳列…バスケットや段ボールに商品を投げ込むように無造作に配置する陳列方法で、丁寧に配置されていない分、低価格の商品のように演出できます。

フック陳列…フック型の什器に商品を吊り下げる陳列方法のことで、顧客は商品を見やすく、従業員は在庫管理が容易であることが特徴です。

選択肢1. ①と a ②と b ③と c

上記説明より、不適切です。

選択肢2. ①と a ②と c ③と b

上記説明より、不適切です。

選択肢3. ①と b ②と a ③と c

上記説明より、不適切です。

選択肢4. ①と b ②と c ③と a

正解です。

選択肢5. ①と c ②と a ③と b

上記説明より、不適切です。

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02

正解は4. です。

レジ前陳列 とは、スーパーなどの小売店のレジの前付近に陳列する方法です。レジ前は顧客が必ず通り、レジ待ちで立ち止まる可能性もあり、視認性が向上します。季節性の商品などを陳列して非計画的な購買(衝動買い)を誘発することが期待できます。

ジャンブル陳列 とは、ワゴンなどに同種の商品を大量に投入して陳列する方法で、低価格なイメージを演出できます。規則正しく整列させることもありますが、一般的には陳列作業は容易です。

フック陳列 とは、フックを使って商品を決められた場所に陳列する方法です。固定された場所に規則正しく並べてあるので、顧客からは商品を探しやすく、店舗側は在庫管理が容易になるというメリットがあります。

よって、①ー b、②- c、③- a の組み合わせが正解です。

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03

店舗における売場づくりに関する問題です。陳列手法と陳列の特徴の組み合わせが問われています。

 

会計前にもう1品購買を促す「ついで買い」(非計画購買)効果がある、レジ前陳列が最もイメージしやすいかと思われます。ここから、選択肢を2つに絞り込むことができます。

 

残るジャンブル陳列とフック陳列は、陳列方法ではお互いに正反対の特徴となります。ジャンブル陳列についての知識がなければ、フック陳列がどのような陳列方法かはイメージできると思います。

選択肢1. ①と a ②と b ③と c

不適切な選択肢です。

選択肢2. ①と a ②と c ③と b

不適切な選択肢です。

選択肢3. ①と b ②と a ③と c

不適切な選択肢です。

選択肢4. ①と b ②と c ③と a

正解の選択肢となります。

選択肢5. ①と c ②と a ③と b

不適切な選択肢です。

まとめ

【補足】

 

ジャンブル陳列とは「投げ込み陳列」のことです。商品入れ替えなどで今後取り扱わない商品や、賞味期限が近付いていて早く処分したい商品をワゴンなどに入れて販売します。

 

商品が完売すればワゴンを撤去するだけで済み、大掛かりなレイアウト変更も必要ないため、特売商品向けの陳列手法です。

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