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中小企業診断士の過去問 令和2年度(2020年) 運営管理 問35

問題

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需要予測に関する記述として、最も適切なものはどれか。
   1 .
これから発売する新商品の需要の予測を行う場合には、移動平均法が適している。
   2 .
指数平滑法を用いた需要予測は、当期の実績値と前期の実績値を加重平均して、次期の予測値を算出するものである。
   3 .
重回帰分析による需要予測では、適切な変数を選択すれば、需要に影響を与える各変数の影響を回帰係数として推定できる。
   4 .
重回帰分析を行うに当たって説明変数を選定する際には、各説明変数の間に高い相関が認められるものを選ぶ方が良い。
   5 .
直前の需要の変化に対応した予測を行う場合には、指数平滑法を用いることができない。
( 中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和2年度(2020年) 問35 )
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この過去問の解説 (2件)

3

需要予測の分析方法に関する用語の理解度を図る問題です。

選択肢1. これから発売する新商品の需要の予測を行う場合には、移動平均法が適している。

不適切です。

移動平均法とは、棚卸資産を仕入れるたびに、その棚卸資産の平均取得単価を計算する方法です。

新商品の場合は、これまでに仕入れたことのない商品であるため、算出することができません。

選択肢2. 指数平滑法を用いた需要予測は、当期の実績値と前期の実績値を加重平均して、次期の予測値を算出するものである。

不適切です。

指数平滑法とは、過去のデータより新しいデータを重視し、過去のデータには新しいデータよりも小さいウェイトを掛けて移動平均を算出する方法です。

そのため、当期の実績値と前期の実績値を加重平均するものではありません。

選択肢3. 重回帰分析による需要予測では、適切な変数を選択すれば、需要に影響を与える各変数の影響を回帰係数として推定できる。

適切です。

重回帰分析では、関連する複数の要因のうち、どの変数がどの程度影響を与えているかを推定することができます。

選択肢4. 重回帰分析を行うに当たって説明変数を選定する際には、各説明変数の間に高い相関が認められるものを選ぶ方が良い。

不適切です。

重回帰分析において、各説明変数に高い相関がある場合は、どの要因が影響を与えているか把握することができませんので、相関の低い変数を選択する必要があります。

選択肢5. 直前の需要の変化に対応した予測を行う場合には、指数平滑法を用いることができない。

不適切です。

指数平滑法は、より新しいデータを重視しますので、直前の需要の変化にも対応可能です。

付箋メモを残すことが出来ます。
1

正解は3.です。

1. 移動平均法はこれまでの実績推移の傾向から将来の予測をするものなので、参考にする実績がない新商品の需要予測には適しません。よって選択肢1.は誤りです。

2. 指数円滑法は前期の予測値前期の実績値を一定の係数で重みづけした加重平均により、次期の予測値を算出するものです。よって選択肢2.は誤りです。

3. 重回帰分析はある1つの結果に対して、その要因と考えられる複数の変数の影響度を数値化する分析手法です。各変数の影響度は回帰係数として数値化されます。よって、選択肢3.は正しいです。

4. 重回帰分析を行う場合、その変数を設定する際には、それぞれの変数の間に相関関係が小さいものを選ぶほうが効果的です。よって選択肢4.は誤りです。

5. 指数円滑法が前期においての予測値と実績値の乖離から当期の予測を行うものなので、直前の需要の(予測からの)変化を織り込み、それを円滑化した予測値を算出することができます。よって選択肢5.は誤りです。

※例えば8月の売上予測が100万円に対し、需要が急増して実績が150万円だった場合、9月度の売上予測は、重みづけを1:1(係数を0.5)とすると、125万円(=100×0.5+150×0.5)になります。

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