中小企業診断士の過去問
令和2年度(2020年)
運営管理 問37
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和2年度(2020年) 問37 (訂正依頼・報告はこちら)
物流におけるユニットロードおよびその搬送機器に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- コンテナは、複合一貫輸送をする際には使用することができない。
- 平パレットには、長さと幅についてさまざまな種類があり、日本産業規格(JIS)で規格化されているものはない。
- 平パレットを使用する場合は、使用しない場合に比べて、積み込みや取り卸しなどの荷役効率が高い。
- ユニットロード化を推進することにより、パレットやコンテナなどの機器を利用しないで済むようになる。
- ロールボックスパレットには、大きさが異なる荷物を積載することができない。
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この過去問の解説 (3件)
01
物量における輸送機器などに関する問題です。
不適切です。
複合一貫輸送とは、同一の運送者が複数の異なる輸送手段を使用して、貨物の引受から引渡しまで一貫して行う輸送手段のことです。
コンテナを使用することは可能です。
不適切です。
平パレットは、JISで規格化されています。
適切です。
平パレットは貨物を置くための平らな台のことで、フォークリフトなどで運ぶことができます。
そのため、積み込みや取り卸しなどの荷役効率が高くなります。
不適切です。
ユニットロード化とは、様々な荷姿の貨物を、あらかじめ、ある標準の重量や体積などによって、とりまとめて輸送する方式のことで、パレットやコンテナを使用することで標準化されます。
不適切です。
ロールボックスパレットとは、柵で3方向を囲まれたキャスター付きのパレットのことで、大きさが異なる荷物も積載することができます。
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02
正解は3.です。
1. 誤りです。コンテナは、トラックや船などの複数の輸送手段を組み合わせて、同一の運送人が一貫して目的地まで輸送を請け負う「複合一貫輸送」に適した輸送形態です。
2. 誤りです。平パレットは業種により様々な寸法のものが存在していますが、JISでも規格を定めています。
3. 正しいです。箱や袋など様々な荷姿にものを平パレットにまとめることで、フォークリフトの利用など、荷役、輸送効率を高めることができます。
4. 誤りです。ユニットロード化とは、貨物をパレットやコンテナなど荷役に適するよう標準化された単位にまとめて梱包して輸送・保管することにより、輸送効率を高めることを指します。
5. 誤りです。ロールボックスパレットとは、パレットの上部にカゴ、下部にキャスターをつけた「カゴ付きの台車」のようなものです。大きさの異なる複数の荷物を積載することが可能です。
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03
物流におけるユニットロードおよびその搬送機器に関する問題です。
過去問題で出題された論点が問われており、内容も平易であるため是非とも正答したいところです。
コンテナは、複合一貫輸送をする際には使用することができます。
平パレットは、日本産業規格(JIS)で規格化されています。
なお、規格は1100mm×1100mm×144mmの正方形です(数値を覚える必要はありません)。
正解の選択肢となります。
なお、平パレットを使用する場合は、パレット以外の部分に荷物を積み込めないスペースが発生するため積載効率は低下します。過去問題で問われたことがありますので、併せて覚えておきましょう。
パレットやコンテナなどの機器を利用することで、ユニットロード化が推進されます。
ロールボックスパレットには、大きさが異なる荷物を積載することができます。
ロールボックスパレットとはキャスター付きの大きなかご車のことで、後ろ向きに両手で引きながら運搬します。
運送業界の2024年問題により、物流関係の問題は近年多く出題されています。本問で問われているコンテナ、パレット、マテハン機器といった論点はすべて他の年度での出題履歴がありますので、過去問題で復習しておきましょう。
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