中小企業診断士の過去問
令和2年度(2020年)
経営情報システム 問13

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 経営情報システム 令和2年度(2020年) 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

クラウドコンピューティングが一般化しつつあるが、このクラウドコンピューティングを支える技術の一つに仮想化がある。
仮想化に関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • 仮想化技術を使うことによって、物理的には1台のコンピュータ上に、何台ものコンピュータがあるかのように見える使い方をしたり、逆に、複数のコンピュータをあたかも1台のコンピュータのように利用したりすることが可能となる。
  • 仮想化の実装方法の一つであるハイパーバイザー型実装方法は、仮想化ソフトウェアをサーバに直接インストールする方式であるが、サーバのOSのインストールは必要である。
  • クラウドサービスを管理するためにはクラウドコントローラが必要であるが、このクラウドコントローラは仮想マシンの管理に限定したソフトウェアである。
  • サーバの仮想化とは、サーバ上で複数のOSとソフトウェアを利用できるようにすることであるが、物理的なサーバは1台に限られる。

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この過去問の解説 (3件)

01

仮想化に関する記述として、最も適切なものを選びます。

選択肢 1 適切です。

仮想化とは、CPUやメモリなどのリソースを、物理的な制限にとらわれず、実際のスペック以上のリソースに見せかける手法のことです。ソフトウェアによって1台を何台ものコンピュータに見せたり、逆に複数台を1台にまとめて利用したりすることができます。よって、設問文は適切であると判断できます。

選択肢2 不適切です。

ハイパーバイザー型実装方法とは、ハードウェアを直接制御する手法で、ホストOSを必要としません。ハードウェアを直接制御することで、リソースの使用効率が良く、仮想マシンの速度低下を最小限に抑えることができます。よって、設問文は不適切であると判断できます。

選択肢3 不適切です。

クラウドコントローラーとは、複数のクラウドサービスを一元的に管理運用するためのソフトウェアです。仮想マシンの管理に限定されず、オペレーティングシステムの選択、ユーザー認証などを一元的・統合的に行うことができます。よって、設問文は不適切であると判断できます。

選択肢4 不適切です。

仮想化により、選択肢1の通り、複数台を1台にまとめて利用したりすることができます。よって、設問文は不適切であると判断できます。

よって、選択肢1が最も適切であると判断できます。

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02

クラウドコンピューティングに関する技術についての出題です。

1.正しい

サーバーの仮想化とは、ソフトウェアのアプリケーションを活用して、1台の物理サーバーから複数の独立した固有の仮想サーバーを実行するプロセスです。また、複数を1台のコンピューターのように利用することが可能です。

2.間違い

ハイパーバイザー型の実装方式は、ハードウェアの上に仮想化技術を実現します。

Guest OSが独立したOSのように実行されます。OSのインストールの必要はありません。

3.間違い

クラウドコントローラは、複数のクラウドサービスを一元的に管理・運用するためのソフトウェアです。仮想マシンの管理に限定せずクラウドサービスに関する総合的な管理が可能です。

4.間違い

サーバーの仮想化についてですが、1番で説明した通り、複数のサーバーを一台として扱うことができます。

よって、正解は1

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03

クラウドコンピューティングの仮想化技術に関する問題です。

選択肢1. 仮想化技術を使うことによって、物理的には1台のコンピュータ上に、何台ものコンピュータがあるかのように見える使い方をしたり、逆に、複数のコンピュータをあたかも1台のコンピュータのように利用したりすることが可能となる。

正解の選択肢となります。

選択肢2. 仮想化の実装方法の一つであるハイパーバイザー型実装方法は、仮想化ソフトウェアをサーバに直接インストールする方式であるが、サーバのOSのインストールは必要である。

ハイパーバイザー型実装方法は、サーバのOSのインストールは不要です。

選択肢3. クラウドサービスを管理するためにはクラウドコントローラが必要であるが、このクラウドコントローラは仮想マシンの管理に限定したソフトウェアである。

クラウドコントローラは、仮想マシンの管理に限定したソフトウェアではありません

選択肢4. サーバの仮想化とは、サーバ上で複数のOSとソフトウェアを利用できるようにすることであるが、物理的なサーバは1台に限られる。

サーバの仮想化では、物理的なサーバを増やすことができます

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