問題
仮想化に関する記述として、最も適切なものはどれか。
仮想化に関する記述として、最も適切なものを選びます。
選択肢 1 適切です。
仮想化とは、CPUやメモリなどのリソースを、物理的な制限にとらわれず、実際のスペック以上のリソースに見せかける手法のことです。ソフトウェアによって1台を何台ものコンピュータに見せたり、逆に複数台を1台にまとめて利用したりすることができます。よって、設問文は適切であると判断できます。
選択肢2 不適切です。
ハイパーバイザー型実装方法とは、ハードウェアを直接制御する手法で、ホストOSを必要としません。ハードウェアを直接制御することで、リソースの使用効率が良く、仮想マシンの速度低下を最小限に抑えることができます。よって、設問文は不適切であると判断できます。
選択肢3 不適切です。
クラウドコントローラーとは、複数のクラウドサービスを一元的に管理運用するためのソフトウェアです。仮想マシンの管理に限定されず、オペレーティングシステムの選択、ユーザー認証などを一元的・統合的に行うことができます。よって、設問文は不適切であると判断できます。
選択肢4 不適切です。
仮想化により、選択肢1の通り、複数台を1台にまとめて利用したりすることができます。よって、設問文は不適切であると判断できます。
よって、選択肢1が最も適切であると判断できます。
クラウドコンピューティングに関する技術についての出題です。
1.正しい
サーバーの仮想化とは、ソフトウェアのアプリケーションを活用して、1台の物理サーバーから複数の独立した固有の仮想サーバーを実行するプロセスです。また、複数を1台のコンピューターのように利用することが可能です。
2.間違い
ハイパーバイザー型の実装方式は、ハードウェアの上に仮想化技術を実現します。
Guest OSが独立したOSのように実行されます。OSのインストールの必要はありません。
3.間違い
クラウドコントローラは、複数のクラウドサービスを一元的に管理・運用するためのソフトウェアです。仮想マシンの管理に限定せずクラウドサービスに関する総合的な管理が可能です。
4.間違い
サーバーの仮想化についてですが、1番で説明した通り、複数のサーバーを一台として扱うことができます。
よって、正解は1