UMLに関する記述として、最も適切なものを選びます。
UML(Unified Modeling Language)とは、統一モデリング言語と呼ばれ、人や言語による違いを無くし表現を統一するために使われています。基本的に図(ダイヤグラム)での表現が多く、エンジニアにとって理解しやすいことが特徴です。
UMLで使用されるダイヤグラムについては以下の通りです。
クラス図:クラスとは共通の構造と動作を有するオブジェクト(システムを構成する概念・事物・事象)のことです。クラス図は、クラス同士の関係性を視覚的に表現した図です。
オブジェクト図:クラス図のような関係性の表現だけでなく、動作時の状態等を表現した図です。
アクティビティ図:活動の流れや業務の手順を表現する図です。
ユースケース図:対象となるシステムと利用者のやり取り(利用方法や手順)を表現する図です。
シーケンス図:相互作用図と呼ばれる、情報を処理する時系列に沿って表現する図です。
配置図:オブジェクトなどの配置場所や実行場所を表現する図です。
コミュニケーション図:クラスやオブジェクト間の相互作用と関連を表現する図です。
ステートマシン図:システム内部の振る舞いを表現するためのもので、オブジェクトごとの状態遷移を表現する図です。
コンポーネント図:コンポーネントとはシステムを構成する部品(モジュール)のことです。コンポーネント図はシステムを構成する部品の関係を表現する図です。
設問は、
a:ユースケース図
b:クラス図
c:ステートマシン図
d:アクティビティ図
となります。
よって、選択肢4が最も適切であると判断できます。