統計解析における分析手法がどういったときに用いられるのかを問う問題です。
a 本問では判別分析が分散分析かを聞いています。
判別分析は、データが異なるグループがある中で、新しいデータがどのグループに属するかを分析します。
分散分析は、2つ以上の標本に差があるのかどうかをみるためのものです。
本問にいては、分散分析が正しいです。
b 回帰分析か相関分析かを問う問題です。
相関分析は、2つの変量が1つが変化したときもう一方も変化するときの関係性を明らかにします。
回帰分析は、Aという事象が起きた結果として、Bという事象が起きることの因果関係を明らかにします。
相関分析と回帰分析は少し混同されてしまいがちですが、Aの結果としてBが起きるのが回帰分析ということをしっかりと覚えておくといいと思います。
本問では、どの程度寄与するのかを聞いていますので、回帰分析です。
c コンジョイント分析かクラスター分析かを問う問題です。
コンジョイント分析は、商品開発の際に各商品の要素を多変量解析で分析し、どのコンセプトをどのように改良することで顧客に受け入れられるかを評価する分析手法です。
クラスター分析は、各データの類似性をもとに、集団(クラスター)毎に分類する手法です。
本問では、顧客を分類するとありますので、クラスター分析です。
d A/B分析かアクセス分析かを問う問題です。
A/B分析は、WEBページのAパターン、Bパターンのどちらが良いかを判断します。
アクセス分析は、WEBページにアクセスする行動や属性を分析するものです。
本問では、A/B分析が正解です。
よって、正解は3