中小企業診断士の過去問
令和2年度(2020年)
中小企業経営・中小企業政策 問19
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 令和2年度(2020年) 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
経済産業省「企業活動基本調査」に基づき、1997年度から2016年度の期間について、中小企業の海外展開状況を見ると、中小企業の直接輸出企業割合の推移は、[ A ]傾向にある。また、中小企業の業種別輸出額の推移を見ると、製造業は[ B ]傾向、非製造業は[ C ]傾向にある。
また、海外子会社を保有する企業割合の推移を見ると、海外子会社を保有する中小企業の割合は増加傾向にある。
なお、経済産業省「企業活動基本調査」は、従業者数50人以上かつ資本金又は出資金3,000万円以上の法人企業を調査対象としている。
文中の空欄A~Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
経済産業省「企業活動基本調査」に基づき、1997年度から2016年度の期間について、中小企業の海外展開状況を見ると、中小企業の直接輸出企業割合の推移は、[ A ]傾向にある。また、中小企業の業種別輸出額の推移を見ると、製造業は[ B ]傾向、非製造業は[ C ]傾向にある。
また、海外子会社を保有する企業割合の推移を見ると、海外子会社を保有する中小企業の割合は増加傾向にある。
なお、経済産業省「企業活動基本調査」は、従業者数50人以上かつ資本金又は出資金3,000万円以上の法人企業を調査対象としている。
文中の空欄A~Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
- A:減少 B:減少 C:減少
- A:減少 B:増加 C:減少
- A:減少 B:増加 C:増加
- A:増加 B:増加 C:減少
- A:増加 B:増加 C:増加
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この過去問の解説 (3件)
01
企業活動基本調査に関する記述として、最も適切なものを選びます。
このデータは2019年度中小企業白書第3部第1章から見ることができます。以下のURLで見ることができます。
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2019/PDF/chusho/05Hakusyo_part3_chap1_web.pdf
上記に基づき空欄を埋めると以下のようになります。
1997年度から2016年度の期間について、中小企業の海外展開状況を見ると、中小企業の直接輸出企業割合の推移は、増加傾向にある。また、中小企業の業種別輸出額の推移を見ると、製造業は増加傾向、非製造業は増加傾向にある。
よって、選択肢5が最も適切であると判断できます。
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02
2019年中小企業白書の第3-1-31図と第3-1-32図を参考に解説します。
まず、第3-1-31図で中小企業も直接輸出を始める企業が増加していると図示されています。
第3-1-32図では、製造業も非製造業も輸出額は年々増加していることが読み取れます。
正しい選択肢は、 A:増加 B:増加 C:増加 です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢が正解です。
空欄のすべてが増加が正しい選択肢であるため、回答することに不安をおぼえるかもしれませんが、中小企業白書のデータに基けば間違いないとわかります。
また、販路拡大などのために海外展開を推進していることも白書の記載されているため、その点からもすべて増加していると推測することも可能です。
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03
2019年版中小企業白書 第3部 第1章 構造変化への対応 からの出題です。
海外展開については、「間接輸出」→「直接輸出」→「直接投資」の3つのステップがあるといわれています。
3つのステップを上ることで自社での利益を確保できるようになる反面、自社のリスクが高まります。
中小企業は大企業よりも間接輸出に委ねる率が高くなるということですが、徐々に間接輸出、直接投資の率が高まっているというのが白書の明らかにしている点です。
第3-1-31図にあるように、2016年の中小企業の直接輸出の割合は21.4%で増加傾向を示しています。
第3-1-32図の業種別の輸出高を見ても、製造業、非製造業ともに増加傾向にあります。
よって、正解は5
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