中小企業診断士の過去問
令和3年度(2021年)
経済学・経済政策 問13
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 経済学・経済政策 令和3年度(2021年) 問13 (訂正依頼・報告はこちら)
市場取引において、売り手の行動を表す曲線は「供給曲線」、買い手の行動を表す曲線は「需要曲線」と呼ばれている。下図に基づき、供給曲線と需要曲線のシフト要因と、均衡価格の変化に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、点Eが初期の均衡を示している。
- 技術の進歩によって供給曲線が左方にシフトし、嗜好の変化によって需要曲線が左方にシフトすると必ず均衡価格が上昇する。
- 技術の進歩によって供給曲線が右方にシフトし、所得の増加によって需要曲線が右方にシフトすると必ず均衡価格が上昇する。
- 原材料費の下落によって供給曲線が左方にシフトし、嗜好の変化によって需要曲線が右方にシフトすると必ず均衡価格が上昇する。
- 原材料費の上昇によって供給曲線が左方にシフトし、嗜好の変化によって需要曲線が左方にシフトすると必ず均衡価格が下落する。
- 原材料費の上昇によって供給曲線が左方にシフトし、所得の増加によって需要曲線が右方にシフトすると必ず均衡価格が上昇する。
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この過去問の解説 (3件)
01
供給曲線と需要曲線についての出題です。
1 間違い
技術の進化によって供給曲線は右側にシフトします
2 間違い
供給曲線が右方にシフトし、需要曲線が右方にシフトすると下がる要因と上がる要因が重なり、必ずしも均衡価格は上昇するとはいえません
3 間違い
原材料が下落すると供給曲線は右側にシフトします
4 間違い
供給曲線が右方にシフトし、需要曲線が左方にシフトすると上がる要因と下がる要因が重なり、必ずしも均衡価格は上昇するとはいえません
5 正しい
供給曲線が左方にシフト=価格上がる
需要曲線が右方にシフト=価格上がる
均衡価格は上がります
よって、正解は5
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02
【基礎知識】
需要曲線と供給曲線のシフトに関する問題です。
どういった事象で各曲線がどのようにシフトするのかを考える必要があります。
技術の進歩は同価格で多くの数量を作れるようになりますので、供給曲線は右にシフトします。また、仮に供給曲線が左、需要曲線が左にシフトすると、価格は必ず上がるとは言い切れませんので誤り。
技術の進歩でコストが下がり、供給曲線が右にシフトした場合、需要が増えても必ず均衡価格が上がるとは言い切れませんので誤り。
原材料費が下落すると、同じ価格で多く作れますので、供給曲線は右にシフトします。誤り。
必ず下落するとは言い切れません。誤り。
この場合は必ず均衡点は上がりますので、正しい。
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03
供給曲線と需要曲線のシフト要因と、均衡価格の変化に関する問題です。
不適切です。
技術の進歩によって生産者はたくさん生産し供給することができるので、供給曲線が右方にシフトします。
不適切です。
供給曲線と需要曲線が両方右方にシフトすると、必ず均衡価格が上昇するとは限りません。
不適切です。
原材料費の下落によって供給曲線は右方にシフトします。
不適切です。
供給曲線と需要曲線が両方左方にシフトすると、必ず均衡価格が上昇するとは限りません。
適切です。
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