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中小企業診断士の過去問 令和3年度(2021年) 経済学・経済政策 問18

問題

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生産に外部経済が伴う場合の市場均衡を考える。下図には、需要曲線D、私的限界費用曲線S0、社会的限界費用曲線S1が描かれている。市場均衡は点Fで与えられ、均衡価格はP1、均衡取引量はQ1である。また、社会的な最適点は点Eで与えられている。
このとき、社会的に最適な状態を実現するために政府が生産者に対して補助金を交付するとする。交付される補助金の大きさとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
問題文の画像
   1 .
四角形CBEF
   2 .
四角形CBEH
   3 .
四角形CBGF
   4 .
四角形FGEH
   5 .
四角形P1P2GF
( 中小企業診断士試験 第1次試験 経済学・経済政策 令和3年度(2021年) 問18 )
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この過去問の解説 (2件)

12

外部経済についての問題です。

現状の市場均衡点は点Fですが、社会的な最適点は点Eです。

要するに、現在は私的限界費用曲線と需要曲線が交わる点Fで数量はQ1に止まっていますが、補助金を交付することでQ0にまで増やす余地があるということです。

よって、私的限界費用曲線と社会的限界費用曲線の補助金よって移動した部分の面積である四角形CBEHが、交付される補助金の大きさを示します。

よって、正解は2

付箋メモを残すことが出来ます。
3

【基礎知識】

ある生産者の生産量または消費者の消費量が他の生産者の生産、消費者の効用に影響し、シフトさせるとき、外部効果を持つと言われます。いい影響を与える場合を外部経済、公害など悪い影響を与える場合を外部不経済といいます。

それぞれの語句を確認します。

私的限界費用曲線 生産者が製造するための限界費用、つまり供給曲線を表している。

社会的限界費用曲線 生産者の限界費用に加え、社会的に負担すべき費用を計上した限界費用、つまり供給曲線を表している。

当問では、私的限界費用曲線よりもさらに社会的限界費用曲線が下に来てますのでより社会的に便益を受けている外部経済の状態であることがわかります。

仮に市場原理に任せると、私的限界費用曲線が供給曲線となり、全体の余剰が社会的原価費用曲線の場合よりも小さくなり、損失が出ています。よってS0から一定の補助金を支給し、S1にシフトさせる場合、2曲線の差×数量分の補助金を支給しますので、四角形CBEH分支給することになります。

選択肢1. 四角形CBEF

上記説明より、不適切です。

選択肢2. 四角形CBEH

正解です。

選択肢3. 四角形CBGF

上記説明より、不適切です。

選択肢4. 四角形FGEH

上記説明より、不適切です。

選択肢5. 四角形P1P2GF

上記説明より、不適切です。

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