中小企業診断士の過去問
令和3年度（2021年）
財務・会計 問14

間違い

株式分割は、1株あたりの株価を低くして投資家が購入しやすくすることを目指したものです。

株価向上策とはなりますが資金調達の手段とはなりません。

正しい

減価償却は内部金融の代表例です。

内部金融とは、自社内で資金調達することです。

間違い

株式発行は直接金融です。銀行が取得するかどうかは無関係です。

間違い

転換社債は、株式に転換されるまでは負債に計上されますが、間接金融ではなく直接金融です。

株式分割は１株をさらに分割する方式であり、株式分割自体は資金調達の方法ではありません。しかし、分割することで１株の株価が低下するため、直接金融で資金を集めやすくなるメリットがあります。誤り。

正しい。

株式を発行して市場から直接資金を調達しています。銀行は出資していますので、預金者からのお金ではなく、銀行のお金を投資しています。よって誤り。

転換社債は企業が市場から直接資金を調達します。よって直接金融となり、誤り。

株式分割は株式数を増加させるだけのため、資金調達の形態ではありません。

なお、株式「発行」であれば、発行した株式を投資家が購入することで資本金が増加するため、直接金融に分類されます。

正解の選択肢となります。

増資により発行した株式を、銀行が取得した場合は直接金融となります。

転換社債は、株式に転換されるまでは負債に計上されるので直接金融です。