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中小企業診断士の過去問 令和3年度(2021年) 企業経営理論 問10

問題

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次の文章は、野中郁次郎が提唱した「知識創造理論」に関する記述である。文中の空欄に入る用語として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

形式知と暗黙知の循環によって生み出される知識創造のプロセスには4つのモードがあり、そのうち、形式知から形式知への転換を(   )と呼ぶ。
   1 .
共同化
   2 .
統合化
   3 .
内面化
   4 .
表出化
   5 .
連結化
( 中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 令和3年度(2021年) 問10 )
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この過去問の解説 (3件)

20

これは知識創造理論に関する理解を問う問題です。

暗黙知とは、言語化できない、または、言語化が難しい経験や体験などに基づく知識を指します。

形式知とは、言語化された、または、言語化可能な技術や手順などを示した知識を指します。

共同化とは、経験を経験として伝えるプロセスを指します。

表出化とは、経験を出来る限りの範囲で言語化するプロセスを指します。

連結化とは、言語化されたコトをさらに組み合わることで新たな形式知を得るプロセスを指します。

内面化とは、新たな形式知が引き継がれることで暗黙知とし取り込まれるプロセスを指します。

したがって、正解は、連結化です。

付箋メモを残すことが出来ます。
7

「知識創造理論」に関する問題です。

「形式知」は、文字や数値など言語化されている知、「暗黙知」は、経験やカンなど言語化できない知をさします。

形式知と暗黙知の循環によって生み出される知識創造のプロセスには「共同化」「内面化」「表出化」「連結化」の4つのモードがあります。

選択肢1. 共同化

× 暗黙知から暗黙知の転換を「共同化」といいます。

選択肢2. 統合化

× 「統合化」は4つのモードにあたりません。

選択肢3. 内面化

× 形式知から暗黙知への転換を「内面化」といいます。

選択肢4. 表出化

× 暗黙知から形式知への転換を「表出化」といいます。

選択肢5. 連結化

〇 形式知から形式知への転換を「連結化」といいます。

0

正解は、「連結化」です。

【基礎知識】

野中氏のSECIモデルについての問題です。

SECIモデルとは、個人が持つ経験や知識で暗黙知となっているものを組織的に管理し、形式知に変換するための理論です。形式知を返還した後、組織はさらに形式知を組み合わせて新たなナレッジを生み出すとしています。

SECIモデルは知を管理・共有していくために、4つのプロセスを定義しています。ちなみにSECIとは4つのプロセスの頭文字となります。

①共同化(社会化(Socialization))プロセス:暗黙知を暗黙知で他社に伝える 

経験を通して暗黙知を他者に移転させるプロセス。

まだ形式知化されていないため、体を動かしたり五感を活かしたりして知識を共有します。

②表出化(Externalization)プロセス:暗黙知を形式知化する 

個人が所有している暗黙知を言葉に出し、共有するプロセス。言語化や図や文章で示すことで知識を形式知化。

主観的な知識を共有する共同化に比べ、表出化は客観的かつ論理的に他者に伝えられます。

 

③連結化(Combination)プロセス:形式知を組み合わせ、新たな知(形式知)を創造 

表出された形式知に異なる形式知を組み合わせることで、新たな知を創造するプロセス。

マニュアルや共有されたノウハウを、アレンジし、新たなアイデアや知識を生み出します。

④内面化(Internalization)プロセス:新たな知(形式知)を暗黙知化して取り込む 

新たに得た形式知を反復練習して体に染み込ませるプロセス。

連結化プロセスで見出された新たなアイデアを実践して暗黙知に変化させます。

また、それぞれのプロセスを実践するために適した場があるとされています。

・創発場:休憩室やランチ会など、気軽な場での会話から知識を交換 →共同化プロセス

・対話場:ミーティングなど、本格的なディスカッションを通じた知識の共有 →表出化プロセス

・システム場:ナレッジマネジメントツールなどで、お互いの形式知を結合化 →連結化プロセス

・実践場:自身の作業スペースで反復練習し、新たに得た形式知を暗黙知へと変換 →内面化プロセス

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