中小企業診断士の過去問
令和3年度(2021年)
運営管理 問18
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和3年度(2021年) 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
ある部品の検査工程では、部品のふたを取り外して中身の配線に異常がないかをチェックする作業をしている。この工程のレイアウトを下図に、作業手順①~④を図の右に示している。この作業をサーブリッグ分析した結果を下表に示す。この分析結果から得られる判断に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- 最初に改善すべきは、第1類に分類される「保持」と「手待ち」である。
- 左手の動作要素5から12に保持があるので、両手作業が可能な保持具を導入する。
- 部品箱、合格品箱、不合格品箱の配置を見ると、すべて正常作業域に配置されているため、レイアウトは改善しなくてよい。
- 右手の分析結果より、仕事をするうえで必要な動作要素は8つである。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
動作研究のサーブリッグ分析に関する問題です。
サーブリッグ分析とは作業者の動作を18の動作に分解したものです。
分解した動作は第1類、第2類、第3類に分類されます。
第1類:必要な要素
第2類:動作を遅れさせる要素
第3類:仕事に寄与しない要素
分類した18の動作の内で価値を生むのは第一類の中の3つです。
・使う
・組み合わせる
・分解する
価値を生む以外の動作要素は改善の余地があります。
「保持」と「手持ち」は仕事に寄与しない要素のため第3類に分類されます。そのため本選択肢は不正解です。
「保持」は仕事に寄与しない要素であるため、保持具によって削減が可能ならば保持具を導入するべきです。そのため本選択肢は正解です。
レイアウトを確認すると、合格品箱と不合格品箱は作業者の真後ろにあるため正常作業域外に配置されています。そのため本選択肢は不正解です。
右手の必要な動作要素は5・6・7・9・11・12・13の7つであるため、本選択肢は不正解です。
正常作業域とは上腕を身体に近づけた自然な状態で、肘を中心にして前腕を自在に動かせる範囲と定義されています。
その外側に、肩を動かさずに手を伸ばしたときに届く範囲のことを最大作業域とされています。
参考になった数13
この解説の修正を提案する
02
1.誤り。最初に改善すべきは、第3類に分類される「保持」と「手待ち」です。
2.正しい。
3.誤り。部品箱、合格品箱、不合格品箱の配置を見ると、部品箱は、最大作業域に配置されていますが、合格品箱、不合格品箱は最大作業域に配置されていないので、レイアウトは改善すべきです。
4.誤り。右手の分析結果より、仕事をするうえで必要な動作要素は7つです。
参考になった数7
この解説の修正を提案する
03
サーブリッグ分析に関する問題です。
不適切です。
「保持」と「手待ち」は第3類に分類されます。
適切です。
不適切です。
合格品箱、不合格品箱は後ろに配置されておりますので、正常作業域に配置されているとは言えません。
不適切です。
手待ちや位置決めは右手の動作要素ではないので、右手の動作要素は7つです。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問17)へ
令和3年度(2021年)問題一覧
次の問題(問19)へ