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中小企業診断士の過去問 令和3年度(2021年) 運営管理 問27

問題

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商品の売上と利益の管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。ただし、仕入れた商品をすべて売り切ることを前提に答えよ。
   1 .
一定の利益幅を仕入原価に上乗せして販売価格を設定する方法をマークアップ法という。
   2 .
最初の販売価格で売れ残った商品を当初の値入率より低い値引き率で特売すると粗利益額がマイナスになることがある。
   3 .
仕入れた商品を販売したときの粗利益額は、仕入時に設定した値入額を上回ることが多い。
   4 .
値入率が異なる複数商品の販売計画を立てる場合、仕入数量が決まらなくても全体の値入率を計算することができる。
( 中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和3年度(2021年) 問27 )
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この過去問の解説 (2件)

8

正解は「一定の利益幅を仕入原価に上乗せして販売価格を設定する方法をマークアップ法という。」です。

選択肢1. 一定の利益幅を仕入原価に上乗せして販売価格を設定する方法をマークアップ法という。

正しい。

選択肢2. 最初の販売価格で売れ残った商品を当初の値入率より低い値引き率で特売すると粗利益額がマイナスになることがある。

誤り。値入率より低い値引き率で販売すると粗利益額はプラスになります。

選択肢3. 仕入れた商品を販売したときの粗利益額は、仕入時に設定した値入額を上回ることが多い。

誤り。実際に販売した際の粗利額は販売時の値引きやロスなどにより仕入時に設定した値入額を下回ることが多いです。

選択肢4. 値入率が異なる複数商品の販売計画を立てる場合、仕入数量が決まらなくても全体の値入率を計算することができる。

誤り。仕入数量が決まらないと全体の値入率を計算することはできません。

付箋メモを残すことが出来ます。
6

値入れに関する問題です。知識と計算問題の両方が問われています。

選択肢1. 一定の利益幅を仕入原価に上乗せして販売価格を設定する方法をマークアップ法という。

マークアップ法は仕入原価に一定の利益幅(値入額)を加えて販売価格を設定します。計算式は以下のとおりです。

仕入原価 + 値入額 = 販売価格

よって本選択肢が正解です。

選択肢2. 最初の販売価格で売れ残った商品を当初の値入率より低い値引き率で特売すると粗利益額がマイナスになることがある。

わかりやすく選択肢の内容とおりに計算してみます。

最初の販売価格を100円、売価値入率を20%と設定すると売価から仕入原価を差し引いた粗利益額は20円となります。

100円 × 20% = 20円

次に売価値入率よりも低い値引き率として10%を設定して粗利益額を計算してみます。

値引きした販売価格 100円 × (100% - 10%) = 90円

値引き後の販売価格の粗利益額 90円 - 80円 = 10円

値引きしても粗利益額はマイナスにはならないため、本選択肢は不正解です。

選択肢3. 仕入れた商品を販売したときの粗利益額は、仕入時に設定した値入額を上回ることが多い。

実際に商品を販売する際には、値引きやロスによって仕入れ時に設定した粗利益額を下回り、仕入時に設定した値入額を上回るとは考えにくいため、本選択肢は不正解です。

選択肢4. 値入率が異なる複数商品の販売計画を立てる場合、仕入数量が決まらなくても全体の値入率を計算することができる。

販売数量が決まらなければ全体の値入率を計算することはできません。

例えば、値入率が10%と50%の商品を総数で100個売る場合を想定します。

10%の商品を20個、50%の商品を80個販売する場合の全体の値入率を計算します。

(10% × 20個 + 50% × 80個) ÷ 100個 × 100 = 6%

10%の商品を80個、50%の商品を20個販売する場合の全体の値入率を計算します。

(10% × 80個 + 50% × 20個) ÷ 100個 × 100 = 4%

例のように販売数量次第で全体の値入率は変わるため、本選択肢は不正解です。

まとめ

マークアップコスト法の他に価格設定の方法で用いられることが多いものとして、コストに対して利益額を加えて販売価格を設定するコストプラス法があります。

どちらも頻繁に利用される方法ですが、企業のコストを基本においているため他社の価格が無視されていたり、消費者の需要にマッチしているか判断することが難しい方法です。

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