中小企業診断士の過去問
令和3年度(2021年)
経営情報システム 問3
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 経営情報システム 令和3年度(2021年) 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
クラウドを支える仮想化技術の1つにコンテナ技術がある。
コンテナ技術に関する記述として、最も適切なものはどれか。
コンテナ技術に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- コンテナ技術を使えば、ゲストOSのカーネルを共有してハードウェア資源を節約し、効率的に利用することができる。
- コンテナ技術を使えば、ホストOSのカーネルを共有してハードウェア資源を節約し、効率的に利用することができる。
- コンテナ上のアプリケーションを動作させるには、ハイパーバイザが必要となる。
- コンテナとは、サーバ上のハードウェア資源をシンクライアント側に移行する単位をいう。
- コンテナとは、データとメソッドを1つのオブジェクトとしてまとめて、カプセル化する単位をいう。
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この過去問の解説 (3件)
01
コンテナ技術に関する問題です。
コンテナ技術の前に仮想化について解説します。
コンピュータの進展によって、様々な面で社会は発展を遂げましたが、一方で膨大な量のコンピュータが必要になってきました。コンテナ技術も仮想化も、要はハードを共同利用させて、効率的にコンピュータを使う技術と思っていただければいいかと思います。
仮想化は一つのサーバをあたかも複数のシステムとして扱ったり、最近では個々のPCのデスクトップを一つのサーバで区分して持つなどしています。仮想化ではこれにより効率的なハード利用が可能となっています。仮想化においては、同じサーバの上にここにOS環境を構築することで有効利用を図っていきます。
コンテナ技術は仮想化よりもう少し共有度を上げます。具体的にはホストOSまでをも共有し、その上にコンテナという単位で個々の環境を実現していきます。
この基本的な考えに基づき、各選択肢を見ましょう。
1はゲストOSのカーネルを共有するとなっています。共有するのはホストOSであるため誤りです。
2はホストOSを共有するとなっていますので正解です。
3のハイパーバイザーとは仮想化を作り出すソフトのことで、物理的なコンピュータの中に仮想的なPC環境を作り出すことができます。コンテナ技術はOSの上にコンテナという箱を設けてその中で仮想環境を作り出しますので、ハイパーバイザーは不要です。
4のシンクライアントはむしろ共通サーバ側に資源を持たせますので、誤っています。
5の記載はクラスのことになります。
よって正解は2です。
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02
コンテナ技術とはOS上にコンテナと呼ばれる空間を作成し、そのコンテナと呼ばれる空間ごとに異なるOS環境を実現する技術です。
1.誤り。コンテナ技術を使えば、ホストOSのカーネルを共有してハードウェア資源を節約し、効率的に利用することができます。
2.正しい。
3.誤り。コンテナ上のアプリケーションを動作させるには、ハイパーバイザは必要となりません。
4.誤り。シンクライアントはサーバ上のハードウェア資源を利用するので移行はしません。
5.誤り。クラスの説明です。
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03
コンテナ技術に関する問題です。
荷物を入れて持ち運びができるコンテナが語源になっています。そこから、アプリケーションの実行環境を自由に移行させることができることを指します。
コンテナ技術のメリット・デメリットとして、以下が挙げられます。
・ゲストOSの起動が不要(⇔ホストOSに依存する)
・コンピュータのリソースを効率的に使うことができる
・コンテナの数が増えて、運用管理が複雑になる
コンテナ技術を使えば、ホストOSのカーネルを共有してハードウェア資源を節約し、効率的に利用することができます。
正解の選択肢となります。
コンテナ上のアプリケーションを動作させるには、ハイパーバイザが必要ではありません。
本選択肢の記述は、コンテナ技術に関する内容ではありません。
クラスとは、データとメソッドを1つのオブジェクトとしてまとめて、カプセル化する単位をいいます。
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