中小企業診断士の過去問 令和3年度(2021年) 経営情報システム 問4
この過去問の解説 (2件)
コンピュータの基本的な構造と語句の知識を問う問題です。
1について。BIOSとはBasic Input Output Systemのことで、OSが起動する前のタイミングで、キーボードやマウス、パソコンの頭脳部分であるCPUなどの管理や制御を行います(よって1は正しい)。
2について。コンピュータにおいてプログラムの一部分を更新してバグ修正や機能変更を行うためのデータのことです(よって2は誤り)。
3について。カーネル(kernel)とは、オペレーティングシステム(OS)の基本機能の役割を担うソフトウェアを指します。OSの中でも特に中核的なプログラムであり、ハードディスクやメモリなど、コンピュータの資源管理を行なっています(よって3は誤り)。
4について。リンカとは、機械語のプログラムの断片を適切に結合し、実行可能なプログラムとして生成するためのプログラムです。4の記載はコンパイラのことです(よって4は誤り)。
5について。ミドルウェアとはOSとアプリケーションの橋渡しをするプログラムのことです(よって5は誤り)。5の記載はファームウェアのことです。
1.正しい。電源を投入すると、マザーボード上のROMあるいはフラッシュメモリに記憶されているBIOSが起動し、メモリのチェックや周辺装置(キーボードやディスプレイなど)との接続状況を確認します。
2.誤り。デバイスドライバの説明です。パッチとは、コンピュータプログラムを部分的に修正・更新するために用いられる追加分のデータのことです。
3.誤り。ミドルウエアの説明です。カーネルとは、システムのリソースやハードウエアとソフトウエアの連携を管理するものです。
4.誤り。コンパイラの説明です。
5.誤り。ファームウエアの説明です。ミドルウエアとは、OSと応用ソフトウエアの中間的な役割を持っているソフトウエアです。
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