中小企業診断士の過去問
令和3年度(2021年)
中小企業経営・中小企業政策 問21(2)

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 令和3年度(2021年) 問21(2) (訂正依頼・報告はこちら)

近年の中小企業支援体制の展開などに関して、下記の設問に答えよ。

2017年6月にとりまとめられた「中小企業政策審議会中小企業経営支援分科会中間整理」では、それぞれの中小企業支援機関が果たす役割として、3つのポイントが述べられている。
そのポイントとして、最も不適切なものはどれか。
  • 気付きやきっかけを与えること、事業者の悩みを気軽に受け付けること
  • それぞれの中小企業支援機関が能力を向上すること
  • 中小企業支援機関相互がネットワークを形成すること
  • 中小企業の視点で、ハンズオン型の支援を行うこと

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この過去問の解説 (3件)

01

今後の中小企業支援機関の役割分担について、以下の通り記載があります。

1点目は、商工会・商工会議所、士業等専門家、金融機関等の身近な中小企業支援機 関が気付きやきっかけを与えること、あるいは、これらの機関が事業者の悩みを気軽に 受け付けることの重要性です。

2点目は、中小企業支援機関相互がネットワークを形成することの有効性です。

3点目は、それぞれの中小企業支援機関の能力向上の必要性です。

以上より、選択肢4が不適切です。

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02

答え:4

2020年版の小規模企業白書、第3部 第1章 第3節(中小企業支援機関が果たす役割)を参照してください。(中小企業白書ではありません!!)

2017年6月にとりまとめられた「中小企業政策審議会中小企業経営支援分科会中間整理」では、それぞれの中小企業支援機関が果たす役割として、以下の3点がポイントであると述べられています。

〔1〕気付きやきっかけを与えること、事業者の悩みを気軽に受け付けること

〔2〕中小企業支援機関相互がネットワークを形成すること

〔3〕それぞれの中小企業支援機関が能力を向上すること

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03

「中小企業政策審議会中小企業経営支援分科会中間整理」での3つのポイントが問われています。

 

なお、本問では「最も不適切なもの」を選択させる設定になっていることに注意して下さい。

選択肢1. 気付きやきっかけを与えること、事業者の悩みを気軽に受け付けること

「中小企業政策審議会中小企業経営支援分科会中間整理」での3つのポイントに含まれているため、本問では正しい記述となります。

選択肢2. それぞれの中小企業支援機関が能力を向上すること

「中小企業政策審議会中小企業経営支援分科会中間整理」での3つのポイントに含まれているため、本問では正しい記述となります。

選択肢3. 中小企業支援機関相互がネットワークを形成すること

「中小企業政策審議会中小企業経営支援分科会中間整理」での3つのポイントに含まれているため、本問では正しい記述となります。

選択肢4. 中小企業の視点で、ハンズオン型の支援を行うこと

「中小企業政策審議会中小企業経営支援分科会中間整理」での3つのポイントには含まれていません

 

なお、ハンズオンとは経営に深く関与するスタイルをいいます。

他の問題の解説で述べていますが、中小企業支援機関の主な業務としては、中小企業の経営に関するアドバイスや、事業計画の策定、資金調達、補助金申請の支援が挙げられます。

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