中小企業診断士の過去問
令和4年度(2022年)
運営管理 問17
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和4年度(2022年) 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
生産保全の観点から見た保全活動に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- あらかじめ代替機を用意し、故障してから修理した方がコストがかからない場合は、予防保全を選択する。
- 過去に発生した故障が再発しないように改善を加える活動は、事後保全である。
- 設備の劣化傾向について設備診断技術などを用いて管理することによって、保全の時期や修理方法などを決める予防保全の方法を状態監視保全という。
- 掃除、給油、増し締めなどの活動は、設備の劣化を防ぐために実施される改良保全である。
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この過去問の解説 (3件)
01
設備保全についての知識が問われている問題です。
選択肢の内容は故障が発生してからの対応であるため、事後保全に該当します。そのため本選択肢は不正解です。
故障が再発しないように改良を施すため、改良保全に該当します。そのため本選択肢は不正解です。
選択肢の内容は設備の状態から保全のタイミングを決定する状態監視保全の説明であるため、本選択肢が正解です。
設備の劣化を防ぐ活動は予防保全であるため、本選択肢は不正解です。
設備保全は頻出論点ですが、各用語を混同しそうになるため整理して覚えられるように学習しておきましょう
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02
正解は3です。
予防保全とは、設備等が故障しないように定期的に事前に点検やメンテナンスを行うことです。
事後保全とは、設備等の故障時などに行う保全業務のことです。
状態監視保全とは、設備等の点検を行い、その点検結果に応じて設備等の調整や部品の交換を行うことです。
改良保全とは、過去に発生した故障が二度と発生しないように改善を行うことです。
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03
保全活動に関する問題です。
保全活動の用語は、馴染みがない受験生にはなかなか覚えにくいですが、本問では日本語の表現から判断できるレベルであるため、十分に正答できる内容です。
あらかじめ代替機を用意し、故障してから修理した方がコストがかからない場合は、事後保全を選択します。
故障してから修理するので、「事後」的に行なわれています。
過去に発生した故障が再発しないように改善を加える活動は、改良保全です。
改善を加えるため、「改良」です。
正解の選択肢となります。
掃除、給油、増し締めなどの活動は、設備の劣化を防ぐために実施される予防保全です。
設備の劣化を防ぐために、「予防」的に行なっています。
【補足】
本問では、お互いの選択肢内の記述を入れ替える典型的な引っ掛け問題となっています。
お互いの記述を入れ替えるだけで間違いの選択肢を作ることができるので、よく用いられる手法です。
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