中小企業診断士の過去問
令和5年度(2023年)
企業経営理論 問35
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 令和5年度(2023年) 問35 (訂正依頼・報告はこちら)
コミュニケーションに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 広告炎上問題や動画投稿サイト上の広告問題など、インターネットの普及に伴う広告倫理の問題が指摘されるなか、「インターネット広告倫理綱領」が制定されたことによって、倫理的に問題のあるインターネット広告は大幅に減少している。
- 特定のブランドに興味をもつ消費者が集まるインターネット上のブランド・コミュニティはブランド・ページと呼ばれ、企業のサイト内にあるブランド・コミュニティと比べ、オープン・アクセスと閲覧者の幅広さという点は同じであるが、情報拡散という点で優れている。
- 日本においてインターネット広告費はプラス成長を続けており、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響下でも2020年のインターネット広告費は成長を維持した。
- メディア・マルチタスキングのうち、テレビ、スマートフォン、タブレットなどの画面を複数使用することはマルチ・スクリーニングと呼ばれ、同時に複数のメディアに注意を向けることになるため、単一メディアに接するときよりも広告効果は低下する。
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この過去問の解説 (3件)
01
コミュニケーションに関する問題です。
「インターネット広告倫理綱領」が制定されたことによって、倫理的に問題のあるインターネット広告は大幅に減少しているとはいえません。
特定のブランドに興味をもつ消費者が集まるインターネット上のブランド・コミュニティはファン・コミュニティと呼ばれ、企業のサイト内にあるブランド・コミュニティと比べ、オープン・アクセスと閲覧者の幅広さ、情報拡散という点で優れています。
正解の選択肢となります。
マルチ・スクリーニングは、同時に複数のメディアに注意を向けることになるため、単一メディアに接するときよりも広告効果は低下するとはいえません。
例えば、「ながら」視聴では広告効果は低下する可能性がありますが、興味を持った広告をインターネットで検索する行動は広告効果を上昇させる可能性があります。
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02
正解は、「日本においてインターネット広告費はプラス成長を続けており、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響下でも2020年のインターネット広告費は成長を維持した。」です。
【基礎知識】
コミュニケーションに関する問題です。
インターネット広告費は年々増加を続けており、コロナ禍においても巣ごもり需要によるSNSや動画配信等の接触機会が創出され、拡大を維持しています。
誤り。インターネット広告倫理網領は2000年に制定されたが継続的に注意喚起や対応策の強化が進められています。SNSなどの浸透でネット広告がより身近になっていることから、倫理上問題のある広告が減少したとは言い難いです。
誤り。ブランドページはSNSなどに埋め込まれたブランドコミュニティで、企業ページのブランドコミュニティでは到底抱えられないファンや層にアプローチできます。
正しい。記載の通りです。
誤り。マルチスクリーニングは複数のメディアに注意を向けることになるため、情報処理の妨げになり、認知力が落ちると言われています。結果、広告を信じたりする傾向があり、広告の効果が落ちるとは言えません。
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03
コミュニケーションに関する問題です。
不適切です。
倫理的に問題のあるインターネット広告は大幅に減少しているとは言えません。
不適切です。
特定のブランドに興味をもつ消費者が集まるインターネット上のブランド・コミュニティは、ファン・コミュニティと呼ばれており、企業のサイト内にあるブランド・コミュニティと比べ、オープン・アクセスと閲覧者の幅広さ、情報拡散という点で優れています。
適切です。
不適切です。
同時に複数のメディアに注意を向けたとしても、その中に関心のある広告があれば注意を向けると考えられます。一方で単一メディアでも関心のない広告の場合は注意が向けられません。
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