中小企業診断士の過去問
令和5年度(2023年)
運営管理 問4
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和5年度(2023年) 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
製品開発・製品設計の活動に関する以下のa~cの記述と用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 製品における部品構成や部品表などの情報を一元的に管理し、設計の変更と履歴を追跡した。
b 生産工程の合理化・簡素化を期待し、あらかじめ準備したユニットを要求仕様に合わせて組み合わせる製品を開発した。
c 新製品の設計段階で、関連するさまざまな部門からの代表者などが検討することにより、設計の矛盾や誤りを排除した。
a 製品における部品構成や部品表などの情報を一元的に管理し、設計の変更と履歴を追跡した。
b 生産工程の合理化・簡素化を期待し、あらかじめ準備したユニットを要求仕様に合わせて組み合わせる製品を開発した。
c 新製品の設計段階で、関連するさまざまな部門からの代表者などが検討することにより、設計の矛盾や誤りを排除した。
- a:CAM b:アジャイル開発 c:コンカレントエンジニアリング
- a:CAM b:モジュール設計 c:デザインレビュー
- a:PDM b:アジャイル開発 c:コンカレントエンジニアリング
- a:PDM b:モジュール設計 c:デザインレビュー
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この過去問の解説 (3件)
01
製品開発・製品設計の活動に関する問題です。
以下に、正誤判断しやすいキーワードをハイライトしています。
a.製品における部品構成や部品表などの情報を一元的に管理し、設計の変更と履歴を追跡
→「PDM(Product Data Management)」の説明になります。
b.生産工程の合理化・簡素化を期待し、あらかじめ準備したユニットを要求仕様に合わせて組み合わせる製品を開発
→「モジュール設計」の説明になります。
c.新製品の設計段階で、関連するさまざまな部門からの代表者などが検討することにより、設計の矛盾や誤りを排除
→「デザインレビュー」の説明になります。
a~cすべて誤りです。
aが誤りです。
bとcが誤りです。
正解の選択肢となります。
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02
正解は、「a:PDM b:モジュール設計 c:デザインレビュー」です。
【基礎知識】
製品開発・設計における基本的な語句の理解を問う問題です。
CAM:Computer Aided Manufacturingの略で、コンピュータで製品の製造をすること。CADで設計・製図した図面を基に、工作機械のプログラムを作成するシステム。一般的にCADシステムで作成した設計データは、CAMシステムへ出力されて加工を行う。
PDM:Product Data Managementの略で、日本語では「製品情報管理システム」という。設計工程で発生するCADなどのデータを一元管理するためのシステム。
近い概念にPLMがあるが、PLMは製品のライフサイクル全体を対象にしているが、PDMは開発・設計フェーズのみを対象とする。
モジュール設計:機能単位などで大きくくくったモジュールをあらかじめ設計しておき、モジュール設計を組み合わせて製品の設計にする方式。
アジャイル開発:アジャイルとは素早いという意味で、開発において、小さな規模でスタートし、実装・テストを繰り返して開発を進めていく手法。
コンカレントエンジニアリング:製品設計と製造・販売などの統合化・同時進行化を行うための方法。各部門が電子化されたデータを共有しながら強調して工程を同時に進めていく。開発期間を短縮していく。
デザインレビュー:設計審査のことで、設計初期段階において設計書や図面などの成果物を複数人の目で見て成功するかどうか、問題がないかを評価し、改善策等を検討する取り組み。
【選択肢評価】
a PDM 一元管理とあるのでPDMのことです。CAMはCAD図面をベースにコンピューターで製品を製造することです。
b モジュール設計 「ユニット」、「組み合わせる」とあるのでモジュール設計です。
c デザインレビュー 「様々な部門から」、「設計の矛盾や誤りを排除」とありますのでデザインレビューです。
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03
製品開発・製品設計の活動に関する問題です。
a.PDM(Product Data Management)とは、製品開発における情報を威厳的に管理するツールのことです。
b.モジュール設計とは、モジュール化した部品を組み合わせて製品を開発することです。
c.デザインレビューとは、設計初期の段階で設計書等を複数の参加者で見直して評価を行うことです。
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