中小企業診断士の過去問
令和5年度(2023年)
運営管理 問11

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和5年度(2023年) 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

経済的発注量に関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • 1個1期当たりの在庫保管費が増え、1回当たりの発注費が減少した場合、経済的発注量は増える。
  • 1個1期当たりの在庫保管費が変化せず、1回当たりの発注費が増えた場合、経済的発注量は減る。
  • 経済的発注量で発注する場合、在庫保管費用と発注費用が等しくなる。
  • 経済的発注量で発注する場合、在庫保管費用より発注費用が高くなる。

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この過去問の解説 (1件)

01

経済的発注量(Economic Order Quntity EOQ)とは、簡単に解説するとトレードオフ関係にある発注費用と在庫費用の総計が最も小さくなる発注量のことです。

各選択肢をそれぞれ解説します。

選択肢1. 1個1期当たりの在庫保管費が増え、1回当たりの発注費が減少した場合、経済的発注量は増える。

選択肢のように在庫保管費が増え、1回当たりの発注費が減少すると、経済的発注量は減少します

そのため本選択肢は不正解です。

選択肢2. 1個1期当たりの在庫保管費が変化せず、1回当たりの発注費が増えた場合、経済的発注量は減る。

選択肢のような変化をした場合は、経済的発注量は増加します

そのため本選択肢は不正解です。

選択肢3. 経済的発注量で発注する場合、在庫保管費用と発注費用が等しくなる。

経済的発注量の説明として適切であるため、本選択肢が正解です。

選択肢4. 経済的発注量で発注する場合、在庫保管費用より発注費用が高くなる。

在庫保管費用と発注費用が等しくなるのが経済的発注量であるため、本選択肢は不正解です。

まとめ

経済的発注量を求める式があるので最後に解説します。

 

EOQ = √2RS / Pi

R:年間消費量 S:1回あたりの発注費用 P:商品の単価 i:在庫の保管費用比率

 

分子が発注費用で分母が保管費用ということになります。

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