中小企業診断士 過去問
令和5年度(2023年)
問104 (運営管理 問13)
問題文
個別生産における進捗管理手法の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 差立て板
b カムアップシステム
c 製造三角図
d 追番管理
e ガントチャート
a 差立て板
b カムアップシステム
c 製造三角図
d 追番管理
e ガントチャート
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問題
中小企業診断士試験 令和5年度(2023年) 問104(運営管理 問13) (訂正依頼・報告はこちら)
個別生産における進捗管理手法の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 差立て板
b カムアップシステム
c 製造三角図
d 追番管理
e ガントチャート
a 差立て板
b カムアップシステム
c 製造三角図
d 追番管理
e ガントチャート
- aとbとcとe
- aとbとe
- aとc
- cとd
- dとe
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この過去問の解説 (2件)
01
進捗管理手法についての知識を個別生産に利用できるか否かという視点で問う問題です。
各用語をそれぞれ解説します。
a:差立て板
特定の機械・設備で一つの加工が完了したときに、次に加工する作業を決定して指示する方式です。
主に個別生産で利用するため本選択肢は正しいです。
b:カムアップシステム
作業指示書などの伝票を完了期日前に整理して、担当者が毎日管理して完了期日が迫っているものから処理できるようにする方法のことです。
主に個別生産で利用するため本選択肢は正しいです。
c:製造三角図
縦軸に累計生産数、横軸に稼働日数をとった図のことです。
稼働日ごとに累積生産数の実績をつけていくことで、生産計画と実績の差を視覚化できます。
主に連続生産で利用するため本選択肢は誤っています。
d:追番管理
同一製品の追番(累積製造番号)を用いた生産管理方式です。
主に連続生産で利用するため本選択肢は誤っています。
e:ガントチャート
横軸に月、週、日数などを縦軸に工程、個人別、機械別の仕事や標準工数をとって作成する図です。
計画に対する実績の進捗度を管理する目的で使われます。
主に個別生産で利用するため本選択肢は正しいです。
正しい選択肢の組みわせは、 aとbとe です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢が正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
すべての選択肢は進捗管理手法ですが、追番管理方式など個別生産には利用できない手法が明らかなものを手がかりに正しい選択肢を推測することで正解できる問題でした。
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02
個別生産は、製品ごとに異なる仕様や要求に応じて生産を行う方式です。一般的な大量生産と異なり、同一の製品を大量に生産するのではなく、顧客の要求に合わせて製品を個別に生産します。そのため、製品ごとに生産工程や作業手順が異なる場合があります。個別生産では、生産プロセスの柔軟性やカスタマイズ性が求められます。
個別生産では、製品ごとに異なる工程や作業手順があるため、進捗管理が重要です。進捗管理は、製品ごとに工程の進行状況を把握し、生産スケジュールを管理するための手法が必要です。このような場合、次のような手法が有効です。
- 差立て板(差し込み板)(a):工程ごとに進捗状況を把握しやすくするために使用されます。製品ごとに異なる工程の進捗を一目で把握できるため、個別生産における進捗管理に適しています。
- カムアップシステム(b):製品ごとに異なる作業手順に応じて、自動的に装置の動作を変えることができるシステムです。個別生産において、製品ごとに異なる加工や作業を効率的に行うために使用されます。
- ガントチャート(e):作業やタスクの進捗を視覚的に管理するための手法であり、製品ごとの工程や作業の進行状況を把握しやすくするのに役立ちます。個別生産における進捗管理にも適しています。
これらの手法は、個別生産における進捗管理に適した手法であり、製品ごとの工程や作業の進行状況を効果的に管理するのに役立ちます。したがって、「aとbとe」が最も適切な解答です。
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