中小企業診断士の過去問
令和5年度(2023年)
運営管理 問19
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和5年度(2023年) 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
生産ラインでの改善活動に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 工程間での物の運搬回数を抑制するために、「運搬ロットサイズ」を削減した。
- 工程が統計的管理状態にあるかどうかを評価するために、「解析用管理図」を作成した。
- 生産ラインでのボトルネック作業を特定するために、「ECRSの原則」を適用した。
- 生産ライン内での物の移動距離を短縮するために、生産ラインを「U字化」した。
- 設備の誤操作による労働災害を防ぐために、「フェイルセーフ」の仕組みを取り入れた。
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この過去問の解説 (1件)
01
改善活動についての知識を問う問題です。
各選択肢をそれぞれ解説します。
運搬回数を抑制する目的ならば、運搬ロットサイズを拡大する必要あります。
そのため本選択肢は不正解です。
解析用管理図とは、工程が統計的管理状態にあるかどうかを評価するためのものです。
そのため本選択肢が正解です。
ECRSの原則は以下の活動の頭文字をつなげたものです。
排除(Eliminate):業務をなくすことができないか?
結合(Combine):業務を1つにまとめられないか?
交換(Rearrange):業務の順序や場所などを入れ替えることで、効率が向上しないか?
簡素化(Simplify):業務をより単純にできないか?
改善するべきポイントを特定するためではなく、改善する指針となるものであるため、本選択肢は不正解です。
U字型レイアウトで実現できることは、物の移動距離の短縮ではなく、作業効率の改善やスペースの有効活用です。
そのため本選択肢は不正解です。
フェイルセーフとは、設備の誤操作や異常などが発生しても安全に制御する設計手法のことです。
選択肢の内容に該当するものは、フールプルーフであるため、本選択肢は不正解です。
改善活動も頻出論点です。
過去に出題された内容が繰り返し出題される傾向にあるため、学習して対策しておきましょう。
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